「明日、雨かぁ…0歳児連れての送迎、どうしよう…」
そんな不安な気持ちになったこと、ありませんか?
雨の日の保育園送迎は、着替えや荷物、道中の安全対策など、普段以上に気を使います。
特に0歳児はまだ自分で動けず、傘も使えないため、親の負担は想像以上。
ですが、ちょっとした準備と工夫、そして“楽しむ気持ち”があれば、雨の日も安心して乗り切ることができます。
この記事では、実際のママパパの工夫やおすすめアイテム、保育園との連携ポイントまで、知っておくべき実践的な内容をまとめました。
明日の雨に備えて、ぜひ最後までご覧ください!
0歳児×雨の日送迎のリアル!毎朝こんなことで困っていませんか?
濡らしたくない、でも時間がない!
0歳児との保育園送迎は、ただでさえ気を遣うもの。特に雨の日になると、「赤ちゃんを濡らさずに、安全に、時間通りに送り届ける」というミッションの難易度が一気に上がりますよね。
実際に、「着替えさせたのにすぐ濡れてしまった…」「傘と荷物と赤ちゃん、どうやって持つの!?」といった悩みを抱えているご家庭は少なくありません。
赤ちゃんは体温調整が未熟なので、雨で少し濡れるだけでも体が冷えてしまい、風邪や湿疹の原因になることも。
かといって、あまりに防水に気をとられると、抱っこ紐にレインカバーをつけるのに手間取り、出発が遅れがちに。
結果として「今日もギリギリ!」と焦りながら家を飛び出す朝が続いてしまう…そんなご家庭、多いのではないでしょうか?
だからこそ、事前準備と段取りが命。雨の日は「余計なトラブルが増える日」だと心得て、ひとつでもトラブルを減らす工夫が必要になります。
着替え・荷物・傘…両手ふさがり問題
雨の日の送迎で厄介なのが、「とにかく荷物が多い」問題。
赤ちゃんを抱っこしている上に、保育園バッグ、着替え袋、おむつポーチ、さらには傘やレインコート。気づけば両手どころか肩・腰までパンパン…。
ドアの開け閉めさえも一苦労、なんてことありませんか?
対策として有効なのは、できるだけ“両手を空けておく”スタイル。
リュック型のバッグに荷物をまとめ、傘ではなくレインポンチョを着用すれば、両手が自由になります。
さらに、玄関ドアの前に「雨の日セット」を常備しておけば、出発準備がぐっと時短に!
雨の日こそ遅刻しがち…焦る朝の現実
雨が降ると道が混んだり、歩くペースが落ちたりして、想定よりも時間がかかるもの。
「あと10分あれば間に合ったのに…」という遅刻の原因が、雨の日に集中しているご家庭も少なくありません。
この「雨の日こそ遅刻しがち」問題を解決するには、出発時間を“通常より10〜15分早める”のが鉄則。前日の天気予報で雨が確定していれば、その日の朝のスケジュールを前倒しして動く心構えが必要です。
他のママパパはどうしてるの?
「うちだけじゃないのかな…」と思いがちな雨の日の送迎ストレス。
でも実は、多くのママ・パパが同じように悩みながらも、自分なりの工夫で雨の日ルーティンを確立しています。
インスタやママブログなどを覗くと、レインアイテムを玄関にセットで吊るしておいたり、ベビーカーのレインカバーを簡単装着できるよう改造している方も!
大切なのは「ひとりで抱え込まないこと」と「工夫をシェアし合うこと」。
後半では、実際の体験談やおすすめグッズも紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
安全・快適な送迎の鍵は「準備力」だった!
結局のところ、雨の日の送迎をうまく乗り切るために一番大切なのは、“準備力”です。
雨が降るたびに焦っていては、体力も気力も持ちません。だからこそ、「雨が降る前日」のうちにレイングッズや服装、持ち物のチェックを済ませておくことがポイントです。
これから先の章では、実践的なテクニックをひとつずつ解説していきます。
どれもすぐに取り入れられる内容なので、ぜひ今日から“雨の日送迎マスター”を目指していきましょう!
雨の日送迎で知っておくべき基本ルールと注意点
送迎ルートの危険ポイントをチェック
雨の日は、晴れている日には気づかなかった道路の危険が浮き彫りになります。
たとえば、歩道にあるタイルやマンホールの上はとても滑りやすく、ベビーカーや自転車はもちろん、抱っこで歩いていても思わぬ転倒事故につながりかねません。
特に0歳児を連れていると、片手がふさがっていたり視界が制限されていたりと、足元の危険に気づきにくくなります。
そのため、毎日同じ道でも「雨の日バージョン」として、事前にチェックしておくことが大切です。
✅ 雨の日に避けたい道の例
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段差や傾斜のある細道(滑って転倒のリスクあり)
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水たまりができやすいアスファルトや未舗装道路
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車道に近い狭い歩道(車の水はね被害あり)
雨の日は“近さ”よりも“安全性”を優先してルートを選びましょう。
前日に天気予報を見ておき、ルート変更のシミュレーションをしておくと安心です。
雨天時の事故やヒヤリ体験が起きやすいワケ
雨の日は、滑るだけではなく、傘が強風であおられたり、足元に注意がいかずつまずいたりと、普段より危険が多いです。
さらに、保育園への送迎中は時間に追われて焦っていることが多く、「いつもより急ぎ足で歩いていたら転んだ」「ベビーカーが段差に引っかかって動かなくなった」といったヒヤリ体験が起きやすくなります。
また、傘をさしながら赤ちゃんを抱っこしていると、視界も狭くなりやすいです。
信号のない横断歩道や駐車場などでは、周囲の車や自転車にも十分注意を払いましょう。
保育園側の対応(濡れた荷物・傘の持ち込み)
雨の日には、保育園でも対応が少し変わることがあります。
たとえば、傘やレインコートは指定の場所にまとめて置く必要があったり、ベビーカーは畳んで決まったスペースに保管しなければならないなどのルールがある園も多いです。
事前に園の先生に確認しておき、次のようなポイントを把握しておきましょう。
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レインコートやカバー類は持ち帰り?保管OK?
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濡れた衣類はどう扱う?ビニール袋は必要?
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着替えを追加して持たせる必要があるか?
保育園との連携がスムーズだと、当日の混乱を防ぐことができます。
通勤と送迎の両立に必要なタイムマネジメント
共働きの家庭では、保育園送迎の後にそのまま通勤というパターンが一般的ですよね。
しかし雨の日になると、電車やバスの遅延、混雑による移動時間のロスが生じやすくなります。
そうなると「送迎→出勤」がギリギリになり、精神的にも焦りやすくなってしまいます。
そこで必要なのが、前倒しスケジュールの意識。
天気予報で「明日は雨」と分かっている日は、普段より10〜15分早く起きて準備をスタートしましょう。
また、保育園の玄関で長く立ち話をしない、赤ちゃんの荷物は事前にまとめておくなど、所要時間を少しでも短縮する工夫をしておくと、通勤への影響を最小限に抑えられます。
雨の日だからこそ「家族のチームワーク」が大切!
雨の日は1人で準備・対応するのはとても大変です。
特に赤ちゃんのご機嫌が悪かったり、自分の準備が間に合わなかったりすると、ついイライラしてしまいますよね。
そんな時こそ、家族で協力する「チーム送迎」スタイルを取り入れましょう!
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前日に「誰が何をやるか」をLINEやホワイトボードで分担
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パパが荷物担当、ママが赤ちゃん担当など役割を固定
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雨がひどい日は「今日はパパが車で送る」など臨機応変に交代
共働き家庭にとって、情報共有と柔軟な対応こそが“雨の日の最強スキル”。
「うちのやり方」を家族で作っておくことが、送迎をラクにする近道です。
送迎手段別|車・自転車・徒歩のメリット&注意点を徹底比較!
【車】チャイルドシートの濡れ対策・乗せ降ろし時間短縮法
車での送迎は雨をしのげて便利な一方で、「乗せ降ろしが大変」「チャイルドシートが濡れる」「停める場所がない」など意外と手間がかかる点もあります。
特に0歳児を連れていると、チャイルドシートに乗せるだけでも一苦労…。しかも車のドアを開けるときに雨が入り込みやすく、濡れてしまうことも。
そこでおすすめなのが、撥水タオルやチャイルドシート専用レインカバーの使用です。
あらかじめシートにタオルを敷いておくと、多少濡れてもサッと拭けて安心。
さらに、乗せ降ろしをスムーズにするために、荷物はすぐ手に取れる位置にまとめておく工夫も有効です。
また、園の駐車場が少ない場合は、近隣に一時的に停められる場所をチェックしておくことも大切。
安全第一で落ち着いて乗せ降ろしができるように、事前のリサーチを忘れずに。
【自転車】チャイルドシートレインカバー・安定感と風対策
電動自転車や子ども乗せ付き自転車は、保育園送迎の定番スタイルのひとつ。
しかし、雨の日は滑りやすく、風でバランスを崩す危険性もあるため、しっかりした装備と慎重な運転が求められます。
まず必須なのは、チャイルドシート用のレインカバー。
特に風が強い日は、ビニール製の簡易カバーだとバタついてしまい、赤ちゃんが怖がることも。しっかり固定できて、通気性・視界確保に配慮されたものを選びましょう。
また、親が使うレインコートも上下セパレートタイプがおすすめ。膝下まで覆える防水パンツとレインハットがあると、濡れずに運転に集中できます。
ハンドルカバーや自転車の防滑タイヤなども雨の日に強い味方になりますよ。
雨が強くなると視界も悪くなるため、無理せず徒歩や車に切り替える判断も重要です。柔軟な選択が安全を守ります。
【徒歩】ベビーカー+レインカバー/抱っこ紐での両手対策
徒歩での送迎は、園までの距離が短い家庭や、天候が穏やかな雨の日に最適です。
ただし、傘・荷物・赤ちゃん…と、両手がふさがりがちになる点には注意が必要です。
そこで活躍するのが、抱っこ紐+レインポンチョの組み合わせ。親子で1枚のポンチョに入れば、傘が不要で両手が空きます。
また、ベビーカーを使う場合はフルカバーのレインカバーを忘れずに。下部の荷物かごに防水バッグを入れておくと、濡れ物の処理にも便利です。
さらに、赤ちゃんが傘に興味を示して手を伸ばすこともあるので、コンパクトな折りたたみ傘やレインハットの併用で安全性を高めましょう。
歩道の混雑や段差などにも注意が必要なので、雨の日は普段より5分早く出る気持ちで行動すると心に余裕が持てます。
悪天候に応じたベストな手段の選び方とは?
「今日は自転車で行ける?」「風も強いから車のほうがいいかな?」
こんなふうに悩む日は多いですよね。そこで大事なのが、「雨の強さ+風の有無+赤ちゃんの体調」に応じた柔軟な手段選びです。
以下の表を参考に、その日の天候と状況にあわせた送迎スタイルを選びましょう。
状況 | おすすめの手段 | 備考 |
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小雨・風なし | 徒歩 or 自転車 | レインカバーや防水リュックで対応可能 |
本降り+風あり | 車 or 徒歩 | 傘が使えないためポンチョ+抱っこが無難 |
子どもが体調不良気味 | 車 | チャイルドシート+ブランケットで温度管理しやすい |
保育園まで徒歩5分以内 | 徒歩 | ベビーカー or 抱っこ+レインカバーが安心 |
どの方法を選ぶにしても、最優先すべきは「赤ちゃんの安全と快適さ」です。無理せず、その日のベストな手段を選びましょう。
雨の日でも安心!赤ちゃんを守るレイングッズ&服装まとめ
レインカバー、レインポンチョ、レインブーツ…最強装備とは?
雨の日の送迎で、まず用意したいのが「赤ちゃんを濡らさないための装備」です。
ただし、単に防水性があるだけでなく、通気性・視認性・着脱のしやすさも重要なポイントになります。
🔽 雨の日送迎で役立つ「最強装備リスト」
アイテム | 特徴・ポイント |
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ベビーカー用レインカバー | フルカバー型で風よけにも対応。透明窓つきだと赤ちゃんの顔も見えて安心。 |
抱っこ紐用レインカバー | ママ・パパと赤ちゃんを一緒に覆える一体型。防寒にも使える2WAYタイプが人気。 |
レインポンチョ(赤ちゃん用) | すっぽりかぶれるフリーサイズで着せやすい。ベビーカーにも対応できるタイプがおすすめ。 |
レインハット | フードよりも顔周りをしっかりガード。風に飛ばされにくいアゴひも付きが◎。 |
ベビーレインブーツ(1歳前後~) | 自力で歩ける子ども向け。防滑ソールで滑りにくく、軽くて履かせやすいものがベター。 |
これらをセットで揃えておけば、急な雨にも慌てず対応できます。
特にレインカバーはベビーカー派・抱っこ派どちらにも必須アイテム。
使わない時は折りたたんで収納できるタイプが便利です。
通気性・着脱のしやすさで選ぶレインアイテム
赤ちゃんは汗をかきやすいため、蒸れにくい素材選びがとても大事です。
完全防水でも通気性が悪いと中が蒸れてしまい、汗冷えやかぶれの原因になってしまうことも。
選ぶときは以下の点をチェックしましょう。
✅ レインアイテム選びのポイント
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メッシュの通気口があるか?
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フロントジッパーなどで着脱がスムーズか?
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内側にタオル地などの汗吸収素材が使われているか?
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雨天時でも赤ちゃんの顔が見える“透明パネル”つきか?
また、急いでいる朝でも使いやすいように、マジックテープやスナップボタンで簡単に留められるデザインがあると助かります。
とっさの雨にも、サッと対応できる準備をしておきましょう。
赤ちゃんの肌を守る快適インナー&重ね着テク
雨の日は気温も下がりやすく、外気と室内の温度差で体調を崩しやすくなります。そんな日には、重ね着+こまめな調整が基本です。
おすすめの服装例(0歳児向け)
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肌着(綿100%で吸湿性のあるロンパース)
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長袖インナー(薄手の綿素材)
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薄手の上着(カーディガンやジップパーカー)
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レッグウォーマー(足元の冷え防止に)
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レインポンチョ or レインカバー(外気遮断)
ポイントは、外からの雨+内側の汗対策を両立すること。
濡れたときにすぐ交換できるように、替えの肌着・タオルも常備しておきましょう。
雨の日は“汗冷え”にも要注意!
意外な盲点が「汗冷え」です。
赤ちゃんはポンチョやカバーの中で汗をかいていても、自分で「暑い」「気持ち悪い」と伝えられません。
そのまま保育園に着いて冷房の効いた室内に入ると、汗が冷えて風邪を引いてしまう原因に。
💡汗冷えを防ぐには?
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汗をすぐ吸う吸湿速乾インナーを選ぶ
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保育園に着いたら、濡れていないか肌をチェック
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必要なら到着後すぐに着替えさせる
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替えの肌着は名前つきジップ袋に入れて持参
特に首まわりや背中は汗がたまりやすいので、ハンカチや小さめのタオルを背中に入れておき、到着後にサッと取り出すのもおすすめテクニックです。
【前日準備リスト】持ち物・タオル・着替え・ビニール袋まで
朝に慌てないためには、「前日に準備する」ことが最大の時短対策です。
以下のチェックリストを参考に、玄関やリュックにまとめてスタンバイしておくと、出発がとてもスムーズになります。
(✅チェックリストはすでに表形式で表示済みです)
この準備リストを毎回確認するだけで、忘れ物ゼロの“安心送迎”が実現します。
コピーしてプリントし、玄関に貼っておくのもおすすめですよ。
パパママのストレス激減!送迎がラクになる工夫&声かけのコツ
朝のルーティンを「見える化」して時短
雨の日の朝はとにかく時間との勝負。「あれ持った?」「あっ傘がない!」とバタバタしがちですが、これを“見える化”することで驚くほどスムーズに準備が進みます。
具体的には、玄関や冷蔵庫の扉などに「朝のやることチェックリスト」を貼っておくこと。例えば
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□ おむつチェック
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□ 着替え&レインウェア
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□ タオル&着替えバッグ
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□ 連絡帳確認
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□ 雨具のセット
こうすることで、「何をやったか」「何が残ってるか」がすぐ分かり、家族で作業を分担しやすくなります。
パパとママで役割をあらかじめ決めておくと、スムーズに動けます。
雨の日だけの“特別送迎バッグ”を作ろう
普段使っている保育園バッグとは別に、雨の日専用の送迎バッグを作ると便利です。
レイングッズや濡れ物入れなど、普段は不要だけど雨の日には必ず必要になるアイテムを常備しておくことで、「あれどこだっけ?」がなくなります。
🔽 雨の日専用バッグの中身例
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レインカバー(ベビーカー/抱っこ紐用)
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フェイスタオル2枚(濡れた赤ちゃん&親用)
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替えの靴下・肌着
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ビニール袋(濡れたもの入れ)
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折りたたみ傘(予備用)
このバッグは玄関に常備しておき、雨予報の日だけ持っていけばOK。
予備のセットとして作っておくと、前夜の準備も不要になります。
赤ちゃんに不安を与えない声かけ・遊び感覚のコツ
赤ちゃんは親の表情や声のトーンから、状況を敏感に察知します。
ママやパパが「うわー雨かよ…」とイライラしていると、赤ちゃんも不安になりグズる原因に。だからこそ、雨の日こそ“ポジティブ声かけ”を意識しましょう。
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「今日は雨だから、かえるさん探しに行こうね!」
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「レインコートかっこいいね〜戦隊ヒーローみたいだよ!」
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「ママの傘に一緒に入ろうね、秘密基地だよ〜」
このように、遊びやワクワク感を取り入れた声かけをすることで、赤ちゃんも機嫌よく外出しやすくなります。
特に1歳に近づくと、言葉の意味は分からなくても「楽しい雰囲気」は伝わります。
荷物・傘・靴…全部濡らさない整理整頓術
雨の日の送迎でよくあるのが、「荷物や靴がびしょ濡れ」「傘がうまくしまえない」といった小さなストレスの積み重ね。
それを減らすためには、持ち物の収納や持ち運びの工夫が鍵になります。
💡おすすめの整理整頓術
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リュックの中に「濡れ物用ジップ袋」「乾いた着替え袋」を分けて収納
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靴袋は撥水タイプにし、バッグの外ポケットに挿しておく
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傘は自立型(立てかけられるタイプ)を使うと、園の玄関でスムーズ
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雨具(カバー類)はメッシュ袋にまとめて乾かしやすく
ちょっとしたことですが、この工夫だけで送迎後の片付け時間がぐっと短縮できます。
共働き夫婦の分担テク:LINEで送迎引き継ぎも◎
共働き家庭にとって、「誰がいつ送迎するか」はとても重要なテーマです。
雨の日は特に負担が増えるため、明確な役割分担と事前の連絡が必須。
たとえば、以下のようなルールを設けている家庭もあります。
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曜日ごとに「送迎担当」を決めておく
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雨の日は基本的に在宅ワークの方が送迎を担当
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LINEで「〇〇済/△△未対応」など送迎状況を共有
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週末に“雨の日当番表”を家族カレンダーで作成
こうすることで、「今日どっちが行く?」「昨日も自分だった!」という不満が起きにくくなります。
特に雨の日は、家庭内での小さな工夫とチームワークが成功の鍵です。
雨の日の保育園送迎でよくあるトラブルとその対処法
玄関前での大泣き!赤ちゃんが外に出たがらないときの対応
朝から雨が降っていると、赤ちゃんが「お外いや!」「寒い!」とグズること、ありますよね。
特に0歳後半~1歳ごろは環境の変化に敏感になり、レインコートやフードが嫌で泣き出すケースもよく見られます。
こうした時は、いきなり着せずに“お話+遊び”で気を逸らすのがポイントです。
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「今日は雨だね〜カエルさん見つけようか」
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「このお帽子は“雨の探検隊”のヘルメットだよ」
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「ママと傘で秘密のトンネル作ってみよう!」
というふうに、ポジティブなストーリーに乗せてあげると、ぐっと機嫌が良くなることも。
また、雨の音を「しとしと音楽が聞こえるね~」と表現するのも、感覚遊びになっておすすめです。
傘が壊れた!予備の準備・代用品の工夫
強風で傘が壊れた、家を出る時に骨が折れていた、など突然の傘トラブルも雨の日あるあるです。
特に小さい傘や安価なものは、風に煽られてひっくり返りやすく、親子でひとつの傘を使っていると壊れるリスクも高まります。
対策としては、常に折りたたみ傘やレインポンチョを“予備”として用意しておくことが鉄則。以下のような工夫が役立ちます。
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リュックのポケットに折りたたみ傘を常備(風用の頑丈タイプ)
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レインポンチョは親子共有タイプを玄関に常備
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車の中に予備傘を2本ストックしておく(大人・子ども用)
壊れた時にパニックにならないよう、“代わりになるもの”がすぐ使える状態にしておくと安心です。
着替えを忘れた!園とのやりとりで慌てないために
雨の日は、靴やズボンが思った以上に濡れやすいもの。
保育園では到着後すぐに着替えさせるケースもありますが、替えの服を入れ忘れていた!という失敗も起こりがち。
こうした事態に備えて、「雨の日セット」として着替えをジップ袋に入れて常に準備しておくと、忘れ物を防げます。
また、保育園によっては「緊急用着替え」を常時預けておける場合もあるので、事前に先生に相談しておくのも◎。
さらに、以下のようなスムーズな連絡例も覚えておくと便利です。
「本日雨天のため、着替えを多めにお持たせしています。ご確認よろしくお願いいたします。」
「〇〇(子の名前)が濡れてしまった場合、園にお預けしている予備服をご使用ください。」
こうしたやりとりができると、先生との連携もスムーズになります。
道路が冠水…ルート変更時の判断ポイント
激しい雨が続くと、歩道や交差点の一部が冠水してしまうケースもあります。
特に低地にあるルートや排水が悪い地域では、水たまりどころか“膝下まで浸かる”ような場所も出てきます。
そんな時に重要なのが、前日に「予備ルート」を把握しておくことです。
Googleマップなどで周辺の道を確認し、「雨の日バージョン」のルートを作っておきましょう。
また、雨天用の判断基準を家庭内で共有しておくのも大切です。
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水たまりが〇〇cm以上なら、ルート変更
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雨+強風のときは徒歩→車へ変更
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どうしても無理なら園に連絡を入れて遅れて登園
園側も“無理せず安全を最優先”としてくれることが多いので、無理に突き進むより、安全第一で判断しましょう。
自転車が使えない時の“緊急移動”アイデア
普段は電動自転車で送迎している家庭にとって、強風や豪雨で「今日は使えない!」という日は、焦りますよね。
そんなときのために、“雨の日だけの代替手段”を事前に用意しておくことがポイントです。
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タクシーアプリをインストールしておく(GO・S.RIDEなど)
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一時的にカーシェア(タイムズカーなど)を利用
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自転車を駅前に置いて、徒歩+電車の送迎に変更
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雨の日だけベビーカーに切り替える(+レインカバー)
こうした“緊急手段”をあらかじめリスト化し、玄関や冷蔵庫に貼っておくといざというときに慌てません。
雨の日でも送迎が楽しくなる!ポジティブ声かけ&遊び方
赤ちゃんとの会話で「雨の日もワクワク」に
まだ言葉が分からない0歳児でも、親の声のトーンや表情から感情を感じ取る力はとても強いです。
そのため、「雨の日=憂鬱」という気持ちをパパママが出してしまうと、赤ちゃんも不安に。
そんなときは、「楽しい!」という気持ちを伝える“声かけ”を意識しましょう。
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「あ!雨の音がトントンって聞こえるね。おもしろいね〜」
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「この傘は秘密基地みたいだね、ワクワクするよ〜」
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「お外にカエルさんいるかな?一緒に探しに行こうね」
言葉の意味はまだ分からなくても、ポジティブな口調と表情だけで赤ちゃんの気持ちが落ち着くことが多いです。
特に玄関を出る直前は、少しだけ“楽しいワクワク”をプラスしてあげましょう。
レインコートを“キャラごっこ”で楽しむ方法
レインコートやポンチョ、レインハットなどの雨具は、0歳児だと嫌がる子も多いですが、遊びに変えてあげることで、楽しんで着てくれるようになります。
おすすめなのは、「キャラになりきり作戦」。
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黄色のレインコート → ピカチュウごっこ
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動物柄のポンチョ → 動物園ごっこ
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透明な傘 → お化け傘で“かくれんぼ”ごっこ
「今日はカッパレンジャー出動だよ!カエルの国を守るんだ!」といったちょっとした物語設定を加えると、赤ちゃんもぐずらず楽しんでくれますよ。
おうちでの準備からワクワクを仕込むコツ
朝のバタバタタイムでも、“雨の日を楽しむ準備”をおうちの中から始めておくと、赤ちゃんの気持ちが前向きになります。
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玄関で「雨の日専用の靴・傘」を赤ちゃんに選ばせる
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鏡の前で「今日のレインスタイルチェック!」と言って盛り上げる
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雨の日限定の“おでかけソング”を作って歌う(例:「雨のぽっぽ でんしゃ〜♬」)
こうしたちょっとした遊びが、送迎前のテンションアップにつながり、スムーズな出発につながります。
雨の日ならではの「観察遊び」(水たまり・しずく・傘など)
保育園までの道中も、「濡れないように早く行く!」だけでは赤ちゃんにとって退屈。
そこでおすすめなのが、道中を“発見の場”にする観察遊びです。
観察できるものの例
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水たまりにできる波紋を見て「ぐるぐるしてるね〜」
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傘につく雨粒を見て「ぽとぽとキラキラしてるよ」
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木の葉っぱに落ちる雨を見て「葉っぱさんシャワーだね」
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車のワイパーを見て「しゃっしゃっ!って動くね!」
どんなに短い距離でも、赤ちゃんにとっては毎日が発見の連続。
親が一緒に驚いたり感動したりすることで、送迎タイムが「学びと成長の時間」に変わります。
送迎後に「今日のがんばり」を親子で振り返る習慣
保育園から帰宅したあとや、夜寝る前に「今日の雨の日送迎、がんばったね」と声をかけるだけでも、赤ちゃんの自己肯定感は育まれていきます。
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「今日は大きな水たまりをジャンプしてかっこよかったね」
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「雨の中でも泣かずにレインコート着られたね、えらかったよ」
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「傘をちゃんと持ってて、びしょびしょにならなかったね!」
こうした小さな成功体験の積み重ねが、雨の日に対する苦手意識を減らし、次回の送迎もスムーズになります。
何より、親子の心がちょっとほっこりする大切な時間にもなりますよ。
保育園との連携がカギ!雨の日の相談&伝え方ガイド
ベビーカー置き場や玄関対応の相談例
雨の日にベビーカーを使用する場合、保育園によっては「玄関に置けない」「屋根のあるスペースが少ない」など制限があることも。
そんな時は、事前に園にベビーカーの取り扱いについて確認・相談しておくことが大切です。
相談例
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「雨の日だけでも屋根のある場所に置かせていただけますか?」
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「ベビーカーが濡れた場合、ビニール袋に入れて置いても大丈夫ですか?」
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「レインカバーはそのまま保育園に置かせていただけますか?」
園側も“他のご家庭とのバランス”を見ながら柔軟に対応してくれることが多いので、一言相談しておくことで気まずさも回避できます。
着替えの追加や連絡帳で伝える雨対応メッセージ例
雨の日は赤ちゃんの衣類や靴下が濡れることも多く、替えの着替えを多めに持たせることが基本です。
ただし、園の先生に「今日は多めに持たせています」とひとこと添えておくと、現場もスムーズです。
連絡帳での伝え方例
「雨のため、いつもより多めに着替え(肌着・ズボン)を入れています。必要に応じてご使用ください。」
「ベビーカー+レインカバーで登園しますが、万が一濡れていた場合はお手数ですが着替えをお願いします。」
こうした小さな配慮が保育士さんとの信頼関係づくりにもつながります。
雨の日だけ“送迎時間のゆとり”を相談するコツ
どうしても雨の日は到着が遅れがち。
保育園によっては「○時までに登園」といった時間指定がある場合もありますが、事前に“雨天時の遅れ”についての方針を確認しておくと安心です。
相談のコツ
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「雨天で交通が混雑する場合、〇時を少し過ぎても大丈夫ですか?」
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「雨が強い日は徒歩での登園になるため、到着が通常より10分程度遅れるかもしれません。」
こういった申し出は「無責任」とは思われず、むしろ“安全第一で考えている”と評価されやすいです。
「遅れても大丈夫ですよ!」と笑顔で言ってくれる先生の一言が、忙しい朝の大きな救いになりますよね。
雨の日は○○してもいい?ママパパから園へ聞いていい内容
「傘を預けても大丈夫?」「濡れたレインコートはどうする?」「置き傘ってOK?」
雨の日ならではの疑問は意外と多いものです。
そんなときは、遠慮せずに園に質問・確認するのがベストです。
聞いてもOKな例
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傘・レインカバーなど濡れた荷物の置き場所
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着替えや靴の持ち帰り方法
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ベビーカーをたたまずに置いても良いかどうか
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他の保護者との共有スペースの利用マナー
これらをしっかり確認しておくことで、他の家庭とのトラブル回避にもつながります。
他の保護者と情報共有できるツール・掲示の活用術
保育園の玄関や連絡アプリなどに、雨の日の注意点やルールが掲示されていることもあります。
毎日は見ないかもしれませんが、季節の変わり目や梅雨の時期などは改めて目を通しておきましょう。
また、園によっては
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LINEグループや登園アプリ(コドモン、ルクミーなど)
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玄関横の掲示板でのお知らせ
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先生からの口頭アナウンス
など、情報の伝達方法がさまざまです。大事な連絡を見逃さないために、こまめなチェックが大切です。
さらに、仲の良い保護者同士で「このレインカバーよかったよ」「今日はこの道すごく混んでた」などの会話も情報源になります。
“ママパパコミュニティ”をうまく活用して、雨の日送迎をラクにしていきましょう。
まとめ 雨の日の保育園送迎は「備え・工夫・笑顔」で乗り切ろう!
雨の日の保育園送迎、特に0歳児を連れての外出は、本当に大変。
親としては「濡らしたくない」「転ばせたくない」「遅刻したくない」と、いろんな思いが頭をよぎり、どうしても緊張してしまいます。
でも、この記事で紹介してきたように、ちょっとした準備や工夫、そして前向きな声かけがあるだけで、毎朝の大変さは確実に減らせます。
たとえば…
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ベビーカーや抱っこ紐に合ったレインカバーでしっかり防水対策
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前日のうちに荷物や服装を準備しておく**「雨の日ルーティン」**
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赤ちゃんに向けたポジティブな声かけで気分を上げる
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保育園との連携をしっかりとり安心してお願いできる関係作り
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雨だからこそ発見できる水たまりや音、景色の“ワクワク”に注目すること
送迎は「ただの移動」ではなく、親子で過ごせる大切なコミュニケーション時間です。
雨の日はその特別な瞬間をより印象的にしてくれるチャンスかもしれません。
最初は誰でも戸惑い、失敗するもの。でも、「今日はうまくいった!」という体験をひとつずつ積み重ねていけば、雨の日送迎も怖くなくなります。
これからの季節、梅雨や台風シーズンもやってきます。
その前に、ぜひこの記事を参考にして、あなたのご家庭に合った「雨の日の最強送迎スタイル」を見つけてくださいね!
きっと、今日より少しラクで、笑顔の多い朝が待っています。