子どもが「ギターを習いたい!」と言い出したら、親としてはどのような準備が必要になるか悩むところです。
『ギターは何歳から始められるのか?』 『レッスン費用はどのくらい?』 『子どもがギターを習うとどんな良いことがある?』 といった疑問を持つ親も多いでしょう。
楽器経験がある親であればなんとなくイメージがつくかもしれませんが、全く経験がない場合は分からないことが多いはずです。
- ギター教室のレッスン料の相場はどれくらいか?
- 子どもがギターを始める適切な年齢は?
- 習い事としてどんなメリットがあるのか?どんなレッスンをするのか?
などなど、そんな疑問を解消するために、子どもがギターを習う際のメリットや注意点などを詳しく解説していきます。
ギターを始める年齢の目安は?
一般的に、ギター教室は「小学校3年生」頃から受け入れを行っているところが多いようです。
低学年のうちから挑戦することも可能ですが、弦を押さえる指が痛くて続けられない場合もあります。
もちろん、中学生や高校生から始めても遅いことはなく、高校時代にギターを始め、そこからプロの音楽家を目指す人もたくさんいます。
子どもが興味を持ったら
お子さんが「ギターを習いたい!」と言い出したら、まずは一緒に教室の見学に行ってみると良いでしょう。
また、親がギターに興味を持たせたいという場合には、
- ギターをプレゼントしてみる
- かっこいいミュージシャンの演奏を一緒に見たりする
といった方法で興味を引き出せることもできますね。
ギター教室の費用は?
ギター教室のレッスン料は、教室や地域によって異なりますが、目安としては以下の通りになります。
- 入会金:10,000円程度
- 月謝:5,000–15,000円程度
「月2回」のレッスンで約1万円ほどが一般的なケースです。
なお、大手の音楽教室以外にも、楽器店で開かれているギター教室があり、これらは比較的リーズナブルな場合もあります。興味があればぜひチェックしてみてください。
レッスン内容や必要なものは?
ギターのレッスンを始める際には、基本的に「自分用のギター」が必要です。
教室側で教材や楽譜を用意してくれる場合が多いので、その点は安心です。
ギターの種類
ギターには主に以下の2種類があります。
- アコースティックギター
- エレキギター
お子さんがどちらギターに興味を持っているかで選ぶのがいいですね。
初心者の場合、レンタルギターを利用して試してみるのも良い方法です。
いずれかに決めた後に購入を検討すると良いでしょう。
ミニギターの活用
特に小さい子どもの場合は大人用のギターだと大きすぎたり、値段が高かったりします。なので、初心者向けの「ミニギター」がおすすめになります。
まずは小さなギターで「弾く楽しさ」を体験させてあげることが大切です。
次に、ギター教室ではどのようなレッスンが行われるのか?その内容を詳しくご紹介します。
1. チューニングから始める基礎レッスン
ギターを始める際の第一歩は「チューニング」です。
これは弦の音程を正しく合わせる作業で、一見地味ですが、音感を育てるために欠かせません。初心者のうちは耳で音を聞き取りながらチューニングする練習を行うことで、音感が鍛えられます。
最初は時間がかかることもありますが、半年ほど練習を続けると徐々にコツをつかめるようになるでしょう。
2. コードを押さえてリズムに乗る
次に取り組むのは「コード」を覚えることです。コードとは、ギターの弦を特定の位置で押さえる指の形を指します。
片手でコードを押さえ、もう片方の手でピックを使い「ストローク(弦を弾く動作)」することで音を出します。最初は指が思うように動かず、痛みを感じることもありますが、練習を重ねるうちに慣れていきます。
リズムに合わせたストロークの練習も重要で、これにより演奏に必要なタイミング感覚を養います。
3. 課題曲にチャレンジ
基礎を身につけたら、実際に課題曲の練習に取り組みます。
子どもに馴染みのある簡単な曲から始め、少しずつレベルアップしていくのが一般的です。講師が初心者でも弾きやすい曲を提案してくれるので安心です。
4. 弾き語りやバンド活動へのステップアップ
ギターの基本を習得したら、次は「弾き語り」や「バンド活動」に挑戦していきます。
歌いながら演奏することで表現力を磨いたり、他の楽器と一緒に演奏することで協調性を育むことができます。バンドを組むことで、音楽の楽しさをさらに実感できるでしょう。
子どもがギターを習うメリット・デメリットとは?
子どもがギターを習うことでどのようなメリットが得られるのでしょうか?またメリットだけでなく、デメリットもあるので合わせて紹介します。
1. 音感とリズム感が身につく
チューニングを繰り返すことで音の高低を聞き分ける能力が養われます。また、曲に合わせてリズムよくストロークすることで、自然とリズム感も鍛えられます。
2. 表現力が向上する
ギター演奏を通じて、音楽で自分の感情を表現する力が身につきます。エレキギターのソロ演奏などで人を魅了する演奏技術も表現力の一部です。
3. 脳への良い刺激
ギターは左右の手を同時に使い、リズムを取る必要があるため、脳を刺激します。ピアノと同様に、指先を動かすことで脳の発達にも良い影響が期待できます。
4. 協調性が養われる
バンドを組んで演奏する際には、他の楽器やメンバーと音を合わせる必要があります。これにより、チームワークや協調性を学ぶことができます。
5. 一生続けられる趣味になる
ギターは年齢に関係なく楽しめる趣味です。大人になってからも演奏を楽しんだり、親子で一緒に練習することも可能です。
ギターを習う上でのデメリット、注意点
もちろん、ギターを始める際にはデメリット、注意点もあります。
1. 指が痛くなることもある
弦を押さえる指が痛くなるのは、誰もが通る道です。
慣れるまでは時間がかかりますが、それを乗り越えれば演奏の幅が広がります。
2. ギターの購入が必要
基本的に、自分専用のギターが必要になります。
どのギターを選ぶべきかは、講師に相談するのがおすすめです。
レンタルを利用する選択肢もあるので、はじめのうちはレンタルを利用するのも良さそうですね。
まとめ
ギターを習うことで音感やリズム感、表現力など多くのスキルを身につけることができます。また、親子で一緒に楽しめる趣味としてもおすすめです。
子どもがギターに興味を持ったら、まずは体験レッスンに参加してみてはいかがでしょうか?
ギターは音楽を楽しむ素晴らしい入り口になるだけでなく、集中力や表現力の向上にもつながります。お子さんに合った方法で、楽しく音楽を学ぶ環境を整えてあげてください!