「え?LINEが使えなくなるの?」そんな衝撃的なニュースが、2025年11月に現実のものとなります。
LINE株式会社は、Android 7.1.2以下の古いOSを搭載したスマートフォンでのサポートを終了すると正式に発表しました。
これにより、古いスマホを使っている人は、LINEのアップデートができなくなり、最悪の場合トークや通話が使えなくなる可能性も…。
この記事では、どの機種が対象なのか?どう対策すればいいのか?引き継ぎや買い替えはどうするべきか?といった疑問をすべて解決します。
スマホ初心者の方にも分かりやすいように、画像や具体的な操作手順も交えながら、「今すぐやるべきこと」を一緒に確認していきましょう!
2025年11月、LINEがAndroidで使えなくなるって本当?
LINE公式発表の要点まとめ
2025年11月1日から、LINEは一部のAndroid端末に対してサポートを終了すると公式に発表しました。
この変更はLINEのアップデートに伴うもので、セキュリティやパフォーマンスの観点から、古いOSバージョンを対象外とすることが決定されました。
対象となるのは、主に「Android 7.1.2以前」のOSを搭載しているスマートフォンです。
LINE公式によると、サポート終了後はアプリのアップデートができなくなり、最終的にはトークの送受信や通話機能が使用できなくなる可能性があるとしています。
また、事前の通知は行われる予定ですが、端末やLINEアプリのバージョンによっては通知が届かない場合もあるため、自分で確認しておくことが重要です。
この対応は、LINEのセキュリティ強化と、より快適で安定した利用環境の提供を目的としています。
近年、サイバー攻撃や不正アクセスのリスクが高まっており、古いOSではそのリスクを十分に防ぐことができないことが背景にあります。
そのため、該当する端末を使用している方は早めの対策が求められます。
LINEのバージョンや自分のスマホのOSをチェックし、今後の利用に支障が出ないよう準備を進めておきましょう!
サポート終了の背景と目的
LINEが古いAndroid端末のサポートを終了する理由は、大きく分けて「セキュリティ対策」と「機能拡張への対応」の2点です。
まず、古いOSでは最新のセキュリティパッチが提供されなくなるため、不正アクセスや情報漏えいなどのリスクが高まります。
LINEでは、ユーザーの安全を第一に考え、一定のセキュリティ基準を満たした端末でのみサービスを提供する方針を採っています。
また、LINEは年々新しい機能を追加しており、これらの機能は最新のOS環境を前提として開発されています。
たとえば、高度な画像処理や通話の品質向上、AIによるメッセージ整理など、古い端末では処理が追いつかず、正常に動作しないこともあります。
その結果、アプリの不具合や強制終了が起きるケースも報告されているのです。
LINEは約1億人以上のユーザーが利用する主要なコミュニケーションアプリなので、その品質を維持するためには、古い環境のサポート終了は避けられない判断ともいえます。
ユーザー側としては不便さを感じるかもしれませんが、長期的に見れば安心して使えるLINEを維持するための前向きな変更と捉え、必要な対策をとっておくことが重要です。
対象となるAndroidバージョンとLINEアプリの条件
今回のサポート終了で対象となるのは、Android OSのバージョンが「7.1.2以下」のスマートフォンです。
LINE公式では、これらの古いOSでは最新の機能やセキュリティ更新に対応できないため、アプリの動作保証を終了すると明言しています。
また、同時に対象となるLINEアプリのバージョンも影響を受けます。
2025年11月以降、古いOSの端末ではLINEのアップデートが不可能になり、新しいバージョンを使えなくなります。
結果として、LINEアプリ自体が起動しなかったり、起動してもトークの送受信ができない、通話が繋がらないなどの問題が生じる可能性があります。
具体的には、現在LINEが動作保証しているのはAndroid 8.0以降です。
つまり、Android 7.1.2以前の端末は、LINE側から“サポート外”とされ、技術的には使える場合でも、自己責任での使用となるわけです。
また、LINEは将来的にこれより新しいOSのみを対象にした機能を実装する予定もあり、古いOSではその恩恵を受けられません。
これにより、友人とのトークで表示の不一致が起きるなど、コミュニケーションの支障にもつながります。
サポート終了のスケジュールと猶予期間
LINEのサポート終了日は2025年11月1日と発表されています。
ただし、この日にすぐにLINEが完全に使えなくなるというわけではありません。
実際には「猶予期間」が設けられ、順次アップデート不可となったり、一部機能が制限される形で段階的に影響が現れると予想されています。
このため、11月1日までに端末やアプリのアップデートを行えば、影響を回避できる可能性があります。
ただし、OSのバージョンによってはアップデートが提供されておらず、どうしても使い続けられない端末も存在します。
その場合は買い替えや引き継ぎの準備が必要です。
また、LINEはサポート終了に関する「アプリ内通知」や「公式ブログ」での案内も行う予定ですが、古い端末では通知が表示されない、もしくは遅れて届く可能性もあります。
通知に頼らずに、自分自身でLINEの公式情報をチェックしておきましょう。
サポート終了後、アプリの機能が急に制限されたり、トーク履歴が消えてしまうなどのトラブルを防ぐためにも、早めの確認とバックアップが大切です。
ギリギリまで放置せず、余裕を持って準備を進めておきましょう!
今回の変更で何ができなくなるの?
サポート終了後に起こり得る影響は、以下のようなものが考えられます。
-
LINEアプリのアップデートができなくなる
-
トークの送受信に不具合が出る
-
通話機能や通知が正常に動作しなくなる
-
LINEスタンプが表示されない・使えない
-
アプリの起動自体ができなくなる
特に、アップデートができなくなることにより、新しいセキュリティ機能や不具合修正が適用されず、アプリの安定性が著しく低下します。
また、友だちとのトーク内容が正しく表示されない、送信したメッセージが届かないといった「致命的なトラブル」も起こりかねません。
さらに、LINE PayやLINEアルバム、着せかえなど、LINE内のサービスにも影響が及ぶ可能性があります。
機能が一部でも使えなくなれば、日常生活にも支障が出てくるでしょう。
つまり、「今は使えているから大丈夫」と油断していると、ある日突然使えなくなるリスクがあります。
こうしたリスクを避けるためにも、早めにOSとアプリの状態を確認し、必要であれば引き継ぎ準備や買い替えを進めておくことが賢明です。
どのAndroidが対象?機種リストと確認方法
Android 7.1.2以下の代表的なスマホ機種一覧
LINEが2025年11月にサポートを終了するAndroidバージョンは「7.1.2以下」です。
このバージョンを搭載したスマホは2016年以前に発売されたものが多く、今も使っている方は少なくありません。
以下は代表的な該当機種の一部です。
メーカー | 機種名 | 発売年 |
---|---|---|
Sony | Xperia XZ / X Compact | 2016年 |
Samsung | Galaxy S6 / S6 edge / S5 | 2014〜2016年 |
Sharp | AQUOS ZETA SH-04H | 2016年 |
富士通 | arrows NX F-01J | 2016年 |
Huawei | P9 Lite / nova lite | 2016〜2017年 |
ASUS | Zenfone 3シリーズ | 2016年 |
これらのスマートフォンを今でも使用している場合は、LINEのサポート終了によってアプリの利用に支障が出る可能性が高いです。
特に「Android 6.0〜7.1.2」は、サポート終了ラインギリギリの機種であり、多くの人が対象になります。
なお、これらの機種の中には、すでにGoogle PlayストアでのLINEのアップデートができなくなっているものもあります。
普段からアプリの更新をしていない方は特に注意が必要です。
自分の端末が上記に該当しているかどうか、またはそれに近い古い機種である場合は、まずAndroidのバージョン確認を行い、引き継ぎやバックアップの準備を進めることをおすすめします。
キャリア別(ドコモ・au・ソフトバンク)で見た影響
スマートフォンの機種によっては、同じ名前でも販売されたキャリアによってOSのバージョンが異なることがあります。
たとえば、ドコモで発売されたXperia XZはAndroid 7.0で出荷された一方、auやソフトバンクでは7.1.1のバージョンが搭載されていたケースもあるため、キャリアごとに確認が必要です。
以下にキャリア別で影響が出る可能性がある代表的な機種をまとめました。
キャリア | 該当の可能性がある機種例 |
---|---|
ドコモ | Xperia X Compact、AQUOS ZETA SH-04H、arrows NX F-01J |
au | Galaxy S6 edge、AQUOS SERIE SHV34、HTC 10 HTV32 |
ソフトバンク | Xperia Z5、AQUOS Xx3、DIGNO F |
これらの機種はAndroid 6.0~7.1.2が標準で搭載されており、サポート終了の対象になります。
特に、MVNO(格安SIM)で使っている端末は、OSアップデートがキャリアに依存しないため、古いバージョンのまま使用されていることが多いです。
キャリアで購入したスマホであっても、メーカーや販売時期によってバージョンが異なる場合があるため、「キャリアで買ったから大丈夫」と安心せず、必ず端末ごとの確認が必要です。
Galaxy・Xperiaなどメーカー別の主な対象端末
人気の高いSamsung(Galaxy)やSony(Xperia)のスマートフォンでも、古い機種はLINEのサポート終了対象になります。
以下にメーカー別での主な該当モデルをまとめます。
Galaxyシリーズ
-
Galaxy S5、S6、S6 edge
-
Galaxy Note 4、Note 5
-
Galaxy Jシリーズ(2016年以前)
これらのモデルはAndroid 6.x~7.1.2を搭載しており、すでにアップデートの提供も終了しています。
Xperiaシリーズ
-
Xperia X Compact、XZ、Z5、Z4、Z3
-
Xperia A4、A2、Z Ultraなど
Xperiaは幅広い機種展開をしていたため、対象となるモデルも多岐にわたります。
その他メーカー
-
Huawei:P9、P9 lite、nova lite
-
ASUS:Zenfone 3、Zenfone 2
-
富士通:arrows M03、NX F-01J
-
SHARP:AQUOS CRYSTAL、ZETAシリーズの旧モデル
これらのスマートフォンを現在も使っている場合、LINEの継続利用が困難になる可能性があります。
今後のLINEアップデートが利用できない可能性があるため、事前の対策が必要です。
タブレットや格安スマホも使えなくなる?
今回のLINEの対応はスマートフォンだけでなく、Androidタブレットや格安スマホ(SIMフリー端末)にも影響があります。
たとえば、Android 7以前を搭載した古いタブレットをLINE専用機として使用している方も多いですが、これらもサポート終了の対象です。
格安スマホに関しても、数年前の低価格モデルはOSのアップデートが提供されないケースが多く、購入時のバージョンのままで使用されている場合が少なくありません。
たとえば、FREETEL、g06、Coviaなどの製品は、初期状態でAndroid 6や7が搭載されており、アップデートができないものが多数あります。
特に注意すべきなのは、子どもやシニアの見守り用として古い端末を使っている家庭です。
これらの端末はアップデートされていないことが多く、LINEが急に使えなくなると連絡手段が失われてしまいます。
タブレットや格安スマホでもLINEを使っている場合は、「端末だから大丈夫」ではなく、必ずOSバージョンを確認しておく必要があります。
自分のスマホが対象か確認する方法
LINEのサポート対象外になるかどうかは、自分のスマホのAndroid OSのバージョンを確認することで判断できます。
確認手順は以下の通りです。
-
スマホの「設定」アプリを開く
-
「端末情報」または「デバイス情報」をタップ
-
「Androidバージョン」または「ソフトウェア情報」を確認
ここで表示される数字が「7.1.2」以下であれば、サポート終了の対象になります。
数字が「8.0」以上であれば、現時点では問題ありません。
また、LINEアプリのバージョンも確認しておきましょう。
Google Play ストアで「LINE」と検索し、「更新」ボタンが表示されていれば、最新版ではない可能性があります。
「開く」だけであれば最新版の可能性が高いです。
OSバージョンとLINEのバージョンの両方を確認することで、自分の端末が今後もLINEを使えるか、または対策が必要かを判断できます。
不安な場合は、LINEの「設定」→「LINEについて」から詳細バージョンも確認しておくと安心です。
OSアップデートで回避できる?確認と対処法
AndroidのOSバージョン確認手順
自分のスマホがLINEのサポート終了対象かどうかを判断するには、まずAndroid OSのバージョンを確認する必要があります。
以下の手順で簡単に確認できます。
-
ホーム画面から「設定」アプリを開きます。
-
下の方にスクロールして「デバイス情報」または「端末情報」をタップします。
-
「Androidバージョン」または「ソフトウェア情報」という項目を見つけてタップします。
-
数字が表示されます。たとえば「7.1.2」や「8.0.0」などです。
この数字が「7.1.2」以下であれば、LINEのサポート終了の影響を受ける可能性があります。
逆に「8.0」以上であれば、今後もしばらくは問題なく使える可能性が高いです。
バージョンの確認はたった1~2分でできますが、見落としがちなステップでもあるため、家族や周りの人にも確認を勧めてあげると親切です。
特に高齢者の方や子どもが古いスマホを使っている場合は、代わりに確認してあげましょう。
また、スマホの機種によっては、設定メニューの名前が若干異なる場合がありますが、「設定」→「デバイス情報」→「Androidバージョン」という流れが基本です。
アップデート可能かを調べる方法
AndroidのOSは、機種やキャリアによってアップデートの提供状況が異なります。
端末によっては、Android 7.1.2から8.0や9.0へアップデートできる場合もありますが、すでにサポートが打ち切られていてアップデートできない機種もあります。
アップデート可能かどうかを調べるには、以下の方法があります。
-
設定アプリから確認する方法
「設定」→「システム」→「システムアップデート」などの項目をタップし、「更新をチェックする」を実行します。更新がある場合は、ここからダウンロード・インストールできます。 -
メーカーの公式サイトを確認する
「機種名 + アップデート」で検索すると、対応状況や配信履歴が出てくることがあります。たとえば「Xperia XZ アップデート」で検索するイメージです。 -
キャリアのサポート情報を見る
ドコモ・au・ソフトバンクの公式サイトでは、各機種のOSアップデート情報をまとめて掲載しています。
アップデートできるかどうかが分からない場合でも、無理にアップデートボタンを押すのではなく、事前に情報を調べてから行動するようにしましょう。
アップデート手順(メーカー別のやり方)
もしお使いのスマホがアップデート対象であれば、以下の手順で実施できます。
メーカーによって若干表示が異なりますが、基本的な流れは同じです。
Xperia(Sony)
-
設定アプリを開く
-
「システム」→「詳細設定」→「ソフトウェアアップデート」を選択
-
「更新をチェック」をタップ
-
アップデートがあれば、画面の指示に従ってインストール
Galaxy(Samsung)
-
設定アプリを開く
-
「ソフトウェア更新」→「ダウンロードしてインストール」
-
利用可能なアップデートが表示されたら、内容を確認して実行
AQUOS(SHARP)
-
設定→「システム」→「詳細設定」→「ソフトウェアアップデート」
-
通知が出ていれば、そのまま進めてアップデート
arrows(富士通)
-
設定→「端末情報」→「ソフトウェア更新」
-
「ソフトウェア更新を確認」→利用可能な場合は更新開始
アップデートには時間がかかることがあります。
Wi-Fi環境下でバッテリーを十分に充電してから行いましょう。途中で電源が切れると、不具合が生じる場合があります。
アップデートできない機種の特徴とは
残念ながら、すべてのスマホがOSのアップデートに対応しているわけではありません。
特に以下のような端末は、アップデートが提供されていないことが多く、その場合はサポート終了の影響を避けられません。
-
発売から5年以上経過しているスマホ
-
エントリーモデル(低価格帯モデル)
-
キャリアで販売終了している機種
-
メーカーがすでにスマホ事業から撤退している(例:FREETEL)
これらの端末は、最新のOSに対応するための性能(CPUやメモリなど)が不足している場合があり、アップデートを配信しても正常に動作しないリスクがあるため、メーカー側がサポートを打ち切っているのが現状です。
このような機種を使っている場合、LINEの継続利用には機種変更が必要不可欠です。
無理に使い続けると、LINEだけでなく他のアプリでも問題が発生しやすくなるため、早めの対策をおすすめします。
アップデートせずに使い続けるとどうなる?
仮にアップデートせずに使い続けた場合、短期的にはLINEが「使えるように見える」かもしれません。
しかし、以下のようなリスクがあるので、注意が必要です。
-
LINEの起動や動作が極端に遅くなる
-
通話やトークで不具合が頻発する
-
セキュリティ上の脆弱性を悪用される可能性がある
-
LINE Payなど、連携サービスが使えなくなる
-
サポートが完全終了し、アプリが起動しなくなる
また、トーク履歴やスタンプ、アルバムなど、大切なデータを失うリスクもあります。
アプリがクラッシュして起動できなくなると、バックアップすらできなくなるため、後悔しても取り返しがつきません。
LINEは今後もアップデートを重ねていくため、古い端末では段々と使えなくなるのは時間の問題です。
安心・安全なLINE利用のためにも、アップデートできるか確認し、難しい場合は早めに買い替え・引き継ぎの準備を進めましょう。
なぜ古いAndroidではLINEが使えなくなるのか?
セキュリティ面のリスクとLINEの方針
古いAndroid端末では、LINEのような通信アプリを使い続けることが大きなセキュリティリスクになります。
理由は、Android OSの古いバージョンには新しい脆弱性対策(セキュリティパッチ)が適用されておらず、ハッキングやウイルスの標的になりやすいためです。
たとえば、Android 7以前のバージョンでは、Wi-Fiの暗号化技術やアプリのアクセス制御が現在ほど強固ではなく、不正アプリがLINEのデータにアクセスする可能性も否定できません。
さらに、古いOSにはSSL/TLSの暗号化通信の仕様も古く、通信の盗聴リスクが高くなるケースもあります。
LINE側としても、これらの脆弱性を抱えた環境でサービスを提供し続けるのは、ユーザー全体の安全を損なうリスクがあります。
たとえば、乗っ取り被害や情報流出が発生すると、LINE全体の信頼性が揺らぎかねません。
そのため、LINEは「一定のセキュリティ基準を満たさない環境へのサポートを終了する」という方針を明確に示し、今回のような対応を進めています。
これはLINEだけでなく、他のSNSやメッセージアプリ(Instagram、WhatsAppなど)も同様の流れを取っており、今後ますます厳しくなっていく可能性があります。
新機能との互換性が取れない理由
LINEは常に新機能を追加し、より便利で多機能なアプリへと進化しています。
しかし、これらの新機能は最新のOS環境を前提に設計されているため、古いOSでは対応ができないことが増えてきました。
例えば、以下のような機能が挙げられます。
-
スマート通知の最適化(Android 8.0以降対応)
-
高品質なビデオ通話(ハードウェア支援が必要)
-
AIによるトーク内容の自動分類
-
セキュリティ強化機能(2段階認証、認証トークン)
これらの機能を使うためには、OS自体がその機能をサポートしている必要があります。
しかし、Android 7.1.2以前では対応できない機能が多く、無理に実装しようとするとアプリがクラッシュしたり、正しく動作しないなどのトラブルにつながります。
そのためLINEでは、古いOSにあわせてアプリを作り続けるのではなく、将来を見据えた進化に集中するために古い環境の切り捨てを選んだと考えられます。
古いスマホが今後も抱える課題とは?
LINEが使えなくなるだけではありません。古いスマホを使い続けることには、さまざまな問題があります。
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アプリの対応が次々と終了する
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動作が遅くなり、フリーズや強制終了が頻発する
-
バッテリーの劣化が進み、充電が持たない
-
ストレージ容量が少なく、アプリのインストールや更新ができない
-
カメラやBluetoothなどの機能も時代遅れになる
つまり、LINE以外のアプリでも同じようなサポート終了が次々と起こる可能性があります。
たとえば、YouTubeやGoogleマップも、古いAndroid端末では一部の機能が使えなくなっています。
さらに、万が一スマホが故障した場合、修理対応が終了していたり、部品の在庫がないなどの理由で使い続けられなくなるリスクもあります。
今後、生活の中でスマホが果たす役割がますます大きくなる中で、古い端末を使い続けることは情報格差を広げる原因にもなりかねません。
LINE以外にも影響があるアプリとは?
実は、LINE以外の多くの人気アプリも、古いAndroid OSへのサポートを段階的に終了しています。
以下はその一例です。
アプリ名 | Androidサポート終了バージョン(目安) |
---|---|
YouTube | Android 5.0以下で使用不可(※一部機能制限) |
Google Chrome | Android 7.1以前でサポート縮小 |
Android 6.0以下で動作不安定 | |
Gmail | Android 7.1以前でセキュリティ警告あり |
楽天アプリ系 | Android 8未満で一部機能不可 |
このように、LINE以外のアプリでもすでに古いOSへの対応を縮小・終了しており、今後もこの流れは続くと考えられます。
特に金融系やSNS系のアプリは、セキュリティ重視のため、古い端末での動作はすぐに打ち切られる傾向があります。
つまり、LINEがきっかけとなって今のスマホの限界に気づく人も多いですが、実際は他のアプリでもすでに限界が来ているということです。
LINEだけを問題視するのではなく、スマホ全体の見直しを検討する良いタイミングなのかもしれませんね。
サポートが切れるとどうなる?事例紹介
実際に過去にも、LINEが古いOSのサポートを終了した例がありました。
たとえば、2019年には「Android 4.4以下」の端末に対するLINEのサポートが終了しました。
その際、多くのユーザーから以下のようなトラブル報告が寄せられました。
-
アプリが起動しない
-
「ログインできません」と表示される
-
トーク履歴が消えた
-
通話がまったく繋がらない
-
アップデートできないという表示のまま操作不能になる
このようなトラブルは、今回のAndroid 7.1.2以下のサポート終了でも同様に起こる可能性が高いと考えられます。
また、周囲の人が新しいLINEの機能を使っている中、自分だけが利用できないことで、トークの表示に不具合が起きたり、通知が来ないなどの問題にもつながります。
つまり、LINEのサポート終了は「突然」やってきます。
使えているうちに、「まだ大丈夫」と思って対策を後回しにするのではなく、トラブルが起きる前に動くことがとても大切です。
あなたのLINEは大丈夫?アプリ状態の確認方法
LINEアプリのバージョン確認手順
自分が使っているLINEアプリが、最新のバージョンかどうかを確認することはとても大切です。
バージョンが古いままだと、サポート終了前に不具合が発生したり、機能が使えなくなるリスクがあります。
確認方法はとても簡単で、以下の手順で行えます。
-
LINEアプリを開く
-
右上の「歯車アイコン(設定)」をタップ
-
「LINEについて」を選択
-
画面下部に現在のバージョン番号が表示されます(例:バージョン13.15.1など)
この数字が現在の最新バージョンに近ければ問題ありません。
もし何年も更新していなかった場合は、今後のアップデートが受けられなくなる前にGoogle Play ストアで最新版にしておきましょう。
なお、古いOS端末では、LINEの最新バージョンがインストールできない場合もあります。
その場合は、「更新」ボタンが表示されなかったり、インストールに失敗するというメッセージが表示されることもあります。
このような状態であれば、OSのバージョンも確認し、必要に応じて買い替えや引き継ぎの準備を進めておくと安心です。
最新版へのアップデート方法
LINEアプリのアップデートは、基本的にGoogle Play ストアから行います。以下の手順で最新版に更新してみましょう。
-
Google Play ストアを開く
-
画面上部の検索欄に「LINE」と入力して検索
-
「LINE(LINE Corporation)」のページを開く
-
「更新」ボタンが表示されていれば、タップしてアップデート開始
-
「開く」しか表示されていない場合は、すでに最新バージョンです
アップデートにはWi-Fi環境を使うのがおすすめです。
モバイルデータ通信だと時間がかかったり、通信料が多くなる場合があります。また、アップデート中は他の操作を控え、バッテリー残量にも注意しましょう。
アップデート後は、一度LINEを起動して、トーク履歴やスタンプなどに異常がないか確認しておくと安心です。
アップデートできない場合の対処法
「更新ボタンが出ない」「エラーが出てアップデートできない」などの問題が発生する場合は、以下のような対処法を試してみてください。
-
Google Play ストアのキャッシュをクリア
設定→アプリ→Google Play ストア→「ストレージ」→「キャッシュを削除」 -
スマホの空き容量を確保する
アップデートには一定の空き容量が必要です。不要な写真や動画、他のアプリを削除しましょう。 -
再起動してから再試行する
スマホを再起動してから再度アップデートを試すと、改善される場合があります。
それでもアップデートできない場合は、Android OS自体が古すぎて非対応になっている可能性が高いです。
この場合、LINEは今後も使えなくなるリスクがあるため、早急に対策が必要です。
具体的には、トーク履歴のバックアップ、アカウント情報の確認、新しいスマホへの買い替えや引き継ぎ準備を進めましょう。
通知・通話・トークで不具合が出ている場合
最近、「通知が来ない」「通話が途中で切れる」「トークが表示されない」といった不具合を感じている方は、OSのバージョンやLINEアプリが古いことが原因かもしれません。
特に以下のような症状がある場合は要注意です。
-
トークの送信が遅れる、失敗する
-
通話中に音声が聞こえない・途切れる
-
通知が来ない、もしくはまとめて来る
-
スタンプや写真がうまく表示されない
-
アプリが突然落ちる、再起動がかかる
これらはLINEの動作に不具合が出ているサインであり、OSやアプリがサポート対象外になりつつある兆候とも言えます。
LINEは高機能化しているため、端末のスペックやシステムに依存する部分が年々増えています。
古い端末では処理が追いつかず、こうした不具合が頻発するようになるのです。
このような状態が続く場合は、アップデートや再インストールで解決しないなら、引き継ぎ・バックアップを検討するタイミングです。
アプリ動作が重い原因はOSのせい?
LINEの動作が重く感じる原因の一つに、スマホのOSやスペックが古いという点があります。
具体的には、以下の要素が影響しています。
-
メモリ(RAM)が少ない(1GB〜2GB)
-
ストレージの空きが少ない(8GBや16GB端末)
-
CPUの性能が低く、アプリ処理が遅い
-
OSがAndroid 7以前で最新の最適化に対応していない
LINEは画像・動画・通話など多機能なアプリなので、スマホ本体の性能が十分でないとスムーズに動作しません。
動作が遅い・重いというのは、「もう限界が近い」というサインでもあります。
また、Android OSが古いと、LINEの内部処理が最適化されないため、無駄なリソースを使い続けてバッテリー消耗が激しくなることもあります。
こうした状況が続くと、快適なLINE利用が難しくなるだけでなく、他のアプリにも悪影響を与えることがあります。
これを機に思い切って新しい端末に乗り換えることで、ストレスなくLINEを使えるようになるでしょう。
対象スマホだった場合の今すぐやるべき対策
Googleドライブを使ったトーク履歴バックアップ方法
LINEが使えなくなる前に必ずやっておきたいのがトーク履歴のバックアップです。
バックアップしておかないと、新しいスマホに引き継いだときに今までの会話や画像、動画がすべて消えてしまう可能性があります。
Androidスマホでは、LINEのトーク履歴をGoogleドライブにバックアップできます。
やり方はとてもシンプルで、以下の手順で行えます。
-
LINEアプリを開く
-
ホーム画面右上の「設定(歯車アイコン)」をタップ
-
「トーク」→「トーク履歴のバックアップ・復元」を選択
-
「Googleドライブにバックアップ」をタップ
-
Googleアカウントを選択し、バックアップを開始
このとき、Googleアカウントが正しく設定されていることと、Wi-Fiに接続されていることを確認してください。
モバイル通信でも可能ですが、データ量が多いと通信制限に引っかかる恐れがあります。
また、LINEのバージョンによってはメニューの場所が若干異なることがありますが、「設定」→「トーク履歴」関連のメニューを探せば見つかります。
バックアップは定期的に行うことがおすすめですが、今回のようにサポート終了が迫っている場合は、忘れずに今すぐ実行しておきましょう。
アカウント引き継ぎ前に確認すべき設定
LINEを新しいスマホに引き継ぐ際、バックアップと同じくらい大切なのがアカウント情報の事前確認です。
ここを忘れてしまうと、引き継ぎに失敗したり、最悪の場合アカウントを失ってしまうこともあります。
以下の3点は、必ず確認・設定しておきましょう。
-
電話番号の登録
-
「設定」→「アカウント」→「電話番号」で、現在の番号が登録されているか確認
-
-
メールアドレスの登録
-
「設定」→「アカウント」→「メールアドレス」も必須。未設定なら今すぐ登録を
-
-
パスワードの設定
-
パスワードが未設定だと引き継ぎができません。「アカウント」→「パスワード」で設定確認
-
これらは引き継ぎの認証に使われるため、ひとつでも設定が抜けていると引き継ぎ失敗の原因になります。
また、Facebook連携をしている人は、それがログイン手段になっていることもありますので、そちらも確認しておきましょう。
あわせて、LINE PayやLINEポイントを利用している場合は、残高の確認も忘れずに。新しい端末でも使えるように、しっかり準備をしておきましょう。
LINE Pay・スタンプ・連携サービスの対処
LINEにはメッセージ機能以外にも、LINE Pay(支払い機能)やスタンプの購入履歴、LINE GAMEなどの連携サービスがあります。
これらもサポート終了前に確認しておくべき重要なポイントです。
スタンプ・着せかえ
-
購入済みのスタンプや着せかえは、引き継ぎ後に「マイスタンプ」から再ダウンロード可能です。
-
ただし、無料スタンプなどは再取得できない場合があるため、スクショなどで保存しておくと安心。
連携アプリ(LINE GAMEなど)
-
ゲームアカウントはLINEログインを利用している場合が多く、LINEが使えなくなるとログインできなくなる可能性も。
-
ゲーム内で「引き継ぎID」や「外部連携」設定がある場合は、事前に控えておきましょう。
これらのサービスは、一度設定しておけば自動で引き継がれることが多いですが、「念のための確認」が一番の対策になります。
トーク・アルバムの保存方法と注意点
トーク履歴やアルバム写真など、LINEには大切な思い出がたくさん詰まっています。
Googleドライブでのバックアップだけでは不安な方は、個別トークのエクスポート(保存)もおすすめです。
個別トークの保存方法(テキスト形式)
-
保存したいトークルームを開く
-
右上のメニュー(≡)→「その他」→「トーク履歴を送信」
-
メールやメモ帳アプリに送信して保存
この方法だと、メッセージのテキストだけですが、確実に保存できます。
アルバムの保存
アルバム内の写真は、1枚ずつタップして「保存」を選ぶことで端末にダウンロードできます。
ただし、大量の写真がある場合は手間がかかるため、必要なものだけを選んで保存するのが現実的です。
注意点としては、LINEのアンインストール前に必ず保存を完了しておくことです。
アプリを削除した後では復元できないケースもあるので、慎重に作業を進めましょう。
スマホ買い替えの判断ポイントとタイミング
現在使っているスマホがLINEのサポート終了対象となった場合、最も確実な対策は新しいスマホへの買い替えです。
しかし、「まだ動くのに買い替えるのはもったいない」と感じる人も多いでしょう。
そこで、買い替えを検討すべきタイミングの目安を以下にまとめます。
状況 | 買い替えの目安 |
---|---|
LINEがアップデートできない | 今すぐ買い替えを検討 |
トークや通話に不具合が多発 | 早めの対応が必要 |
OSがAndroid 7.1.2以下 | LINE以外にも影響が出る可能性あり |
バッテリーがすぐ切れる | ハード的にも限界が近いサイン |
他のアプリも不安定 | 総合的にスマホの寿命 |
さらに、LINEだけでなく、スマホ全体の動作が遅くなってきたと感じる場合も、買い替えのサインです。
スマホは「壊れてから」ではなく、「使えなくなる前」に買い替えることで、スムーズなデータ移行やLINEの引き継ぎが可能になります。
また、年末年始や学期末はスマホのキャンペーンも増えるため、時期を見てお得に買い替えるのも一つの戦略です。
iPhoneユーザーは大丈夫?影響と注意点
iOS版LINEのサポート状況
今回のLINEサポート終了の対象は「Android 7.1.2以下の端末」であり、iPhone(iOS)を使っている方には直接的な影響はありません。
しかし、これは「今は大丈夫」というだけで、将来的に同様の措置がiOSにも及ぶ可能性はゼロではありません。
現在、LINEが動作保証しているiOSのバージョンは「iOS 13.0以降」とされています。
つまり、iPhone 6以前(iOS 12までしか対応していない)は、すでにLINEの最新バージョンがインストールできない状態になっています。
もし今でもiPhone 6やiPhone 5sなどの古い機種を使用している場合は、今後LINEが使えなくなるリスクがあるということです。
一方で、iPhone 7以降の端末であれば、2025年現在でもiOS 15〜17へのアップデートが可能で、多くのLINE機能を引き続き利用できます。
ただし、動作の重さやバッテリーの劣化などが気になる場合は、Androidユーザーと同様に機種変更を検討するのも良いタイミングかもしれません。
古いiPhoneでも使えなくなることはある?
はい、古いiPhoneでもLINEが使えなくなることは十分にあります。
LINEは過去にも定期的にサポート対象となるiOSバージョンを更新しており、古い端末は段階的にサポート外となっています。
以下は、主にサポート対象外となっているiPhoneの代表例です。
機種名 | 最終対応iOSバージョン | 状況 |
---|---|---|
iPhone 5s | iOS 12 | すでに非対応 |
iPhone 6 | iOS 12 | すでに非対応 |
iPhone 6s | iOS 15 | サポート終了間近? |
iPhone SE(初代) | iOS 15 | 動作が不安定な場合も |
これらの端末では、LINEアプリの最新版がインストールできず、機能制限がかかっていたり、トークが開けないなどの不具合が起きている報告もあります。
今後、LINEが「iOS 14未満はサポート終了」とアナウンスする可能性もありますので、自分のiPhoneのOSバージョンを確認することが非常に重要です。
確認手順は以下の通りです。
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「設定」アプリを開く
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「一般」→「情報」をタップ
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「iOSバージョン」の欄を確認
もしiOS 12や13で止まっている場合、LINEの将来的な使用に不安が残ります。
AndroidからiPhoneへの引き継ぎ方法
もし今回のLINEサポート終了をきっかけに、AndroidからiPhoneへの乗り換えを考えている方も多いでしょう。
その場合、LINEの引き継ぎ方法には注意点がいくつかあります。
基本の流れ(Android→iPhone)
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AndroidでLINEアカウントのバックアップ(Googleドライブ)を実行
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アカウント情報(電話番号・メール・パスワード)を事前に確認
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iPhoneにLINEアプリをインストール
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ログイン時に「以前の端末で使っていたアカウントでログイン」を選択
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「トーク履歴の復元」はAndroidとiPhoneで方式が違うため、注意!
最大の注意点は、AndroidとiPhoneではトーク履歴のバックアップ形式が異なるため、直接の移行は不可という点です。
つまり、「トーク履歴は基本的に引き継げない」と思っておくのが無難です。
どうしてもトークを残したい場合は、個別にトークをエクスポートするか、スクリーンショットで保存するなどの対応が必要です。
iPhoneでのバックアップ&復元手順
iPhoneユーザーが機種変更を行う場合、LINEのトーク履歴などをiCloudでバックアップ・復元できます。
バックアップ方法
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LINEアプリを開く
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「設定」→「トーク」→「トークのバックアップ」
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「今すぐバックアップ」をタップ
このとき、iPhoneの「設定」→「Apple ID」→「iCloud」→「LINE」がオンになっているかを確認してください。
iCloudの空き容量が足りない場合、バックアップはできませんので注意が必要です。
復元方法
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新しいiPhoneにLINEアプリをインストール
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アカウントでログイン
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バックアップがあれば、自動で「トーク履歴を復元しますか?」と表示
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「はい」を選択して復元
この操作で、以前のトーク内容をそのまま引き継ぐことができます。
ただし、スタンプや着せかえは再ダウンロードが必要な場合もあるので、事前に確認しておきましょう。
機種変更時の注意点(iOS編)
iPhoneからiPhoneへ機種変更する場合も、LINEの引き継ぎにはいくつかの注意点があります。
特に以下のようなケースは失敗しやすいため、事前に準備をしておくことが大切です。
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LINEのバージョンが古すぎると復元エラーになる
→ 機種変更前に必ずLINEアプリを最新版にしておく -
iCloudのバックアップが古すぎると復元できない
→ 機種変更前日にバックアップをとるのがベスト -
電話番号が変わる場合は、LINEのアカウント設定を変更しておく
→ 変更せずに移行すると認証に失敗する可能性あり
また、LINE証券などの金融系サービスを利用している場合は、個別に認証が必要になることもあるため、ログインIDやパスワードを忘れずに控えておくことが重要です。
iPhoneユーザーであっても、LINEの移行やバックアップは万全に行う必要があります。
古いiPhoneを使っている方も、「まだ大丈夫」と油断せず、今後のサポート情報には目を配っておきましょう。
新しいスマホへLINEを引き継ぐ方法【初心者OK】
QRコードで簡単に引き継ぎする手順
LINEでは、QRコードを使った「かんたん引き継ぎ」機能が用意されています。
これは、旧スマホと新スマホの両方が手元にある場合に特に便利な方法です。
以下の手順で行えば、スムーズにアカウントを移行できます。
ステップ1:旧スマホの準備
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LINEアプリを開く
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「設定」→「アカウント引き継ぎ」へ進む
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「アカウントを引き継ぐ」をオンにしておく(※この設定は有効期間が36時間なので注意)
ステップ2:新スマホでの操作
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新スマホにLINEアプリをインストール
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起動するとログイン画面が出るので「QRコードでログイン」を選ぶ
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旧スマホのLINEから表示されるQRコードを新スマホで読み取る
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認証が完了すると、すぐにLINEが使えるようになる
この方法は、メールアドレスやパスワードの入力を省略できるため、スマホに不慣れな方やシニアにもおすすめです。
ただし、LINEアプリが最新バージョンである必要がありますので、引き継ぎ前に両方のスマホでアプリをアップデートしておくのがベストです。
トーク履歴を復元する方法
アカウントの引き継ぎはできたけど、「トーク履歴が消えてしまった!」というトラブルは非常に多いです。
トーク履歴は自動で引き継がれないため、事前にバックアップを取っておく必要があります。
Androidの場合(Googleドライブを使用)
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旧スマホのLINEで「設定」→「トーク」→「トーク履歴のバックアップ」
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「Googleドライブにバックアップ」を実行
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新スマホでLINEにログイン後、「トーク履歴を復元しますか?」と表示されたら「はい」を選択
iPhoneの場合(iCloudを使用)
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「設定」→「トーク」→「今すぐバックアップ」でiCloudに保存
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新しいiPhoneでLINEにログインすると、復元の選択画面が表示されるので「はい」を選択
注意点としては、復元はアカウントログイン直後にしかできないため、タイミングを逃すと履歴を戻せません。ログイン後すぐに操作するよう心がけましょう。
また、異なるOS間(Android→iPhoneなど)ではトーク履歴の引き継ぎができません。この場合は、個別にトークを保存(エクスポート)する方法を選ぶ必要があります。
引き継ぎで失敗しやすいポイントと解決策
LINEの引き継ぎでは、意外と多くの人がうっかりミスでトラブルを起こしています。
ここでは、よくある失敗例とその対処法を紹介します。
失敗例1:電話番号やパスワードが登録されていない
→ アカウント設定で事前に登録を確認しよう(設定→アカウント)
失敗例2:バックアップを取り忘れてトークが消えた
→ トーク履歴は必ず手動でバックアップしておくこと!
失敗例3:ログイン後に復元の操作を忘れた
→ トークの復元はログイン直後の1回限り。スキップしないよう注意
失敗例4:旧スマホのアカウントが削除されていた
→ 引き継ぎ前に絶対にLINEをアンインストールしないこと!
失敗例5:異なるOS間で履歴が移行できなかった
→ 異なるOS間では「トーク履歴の完全移行」はできません
上記のような失敗を避けるには、事前準備が何よりも大切です。
特にLINEの設定画面では、「自分が登録している情報」「引き継ぎ設定がオンになっているか」などをしっかり確認しておくと安心です。
電話番号が変わった場合の注意点
機種変更と同時に電話番号も変わるケースでは、アカウント認証がうまくいかないことがあるため、特に注意が必要です。
LINEでは、アカウント情報と電話番号が紐づいています。
そのため、新しい番号でログインしようとすると、「別人のアカウントと認識されてしまう」こともあるのです。
対策としては、以下の手順を必ず守ってください。
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旧スマホでLINEのアカウント設定を開く
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メールアドレスとパスワードを必ず設定しておく
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「引き継ぎ設定」をオンにする
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新スマホで「メールアドレス+パスワード」でログインする
こうすることで、電話番号が変わっていてもアカウントを正しく引き継ぐことができます。
さらに、LINE PayやLINE証券などを利用している場合、電話番号変更後に追加の本人確認が必要になる場合があります。
面倒な再登録を避けるためにも、電話番号が変わるときは特に注意深く手順を確認しましょう。
SIMフリー・中古スマホに乗り換える場合の注意点
最近では、家電量販店やネット通販でSIMフリーや中古のスマホを安く購入する人も増えています。
LINEのサポート終了に合わせてコスパ良く買い替えたいと考えている方も多いでしょう。
しかし、中古スマホや格安端末を使う場合には、いくつかの注意点があります。
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OSが最新かどうかを必ず確認
→ 安いからといってAndroid 7などの古い端末を選ぶと、結局またLINEが使えなくなる -
SIMロックが解除されているか
→ 他社回線で使うにはSIMロック解除済みの端末を選ぶ必要があります -
バッテリーの状態に注意
→ 中古スマホはバッテリーの持ちが悪いことが多く、すぐに交換が必要になることも -
販売元の信頼性をチェック
→ Amazonやフリマアプリで購入する場合は、レビューや保証制度を確認しましょう -
LINEアプリがインストール可能かチェック
→ Google Play ストアで「LINE」が正常にダウンロードできることを事前に確認
SIMフリースマホを活用すれば、月々の通信費を大幅に抑えることも可能ですが、選び方を間違えると逆に損をすることもあります。
しっかりとスペックやOSを確認し、LINEを快適に使える端末を選ぶことが大切です。
長く使えるスペックの基準とは?
スマホを買い替えるなら、なるべく長く使いたいですよね。
そこで大切なのが「数年先を見据えたスペック選び」です。
以下に、2025年現在でLINEが快適に使えて、かつ数年後まで安心なスペック基準をまとめます。
項目 | 推奨スペック |
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OSバージョン | Android 13以上(理想は14以上) |
メモリ(RAM) | 4GB以上(できれば6GB) |
ストレージ(ROM) | 64GB以上(写真・動画多い人は128GB) |
CPU(SoC) | Snapdragon 480以降、またはMediaTek Dimensity 600番台以降 |
バッテリー容量 | 4,000mAh以上(長時間利用に強い) |
特にLINEは画像や動画の送受信が多いアプリなので、ストレージ容量はケチらないことが大切です。
また、OSが古いとLINEの今後のアップデートに対応できなくなるため、購入時点でなるべく新しいバージョンを選びましょう。
家電量販店 or ネット購入、どっちが安い?
スマホの購入先を選ぶとき、「家電量販店とネット、どっちが安いの?」という疑問を持つ方も多いでしょう。
結論から言えば、本体価格はネットのほうが安いことが多いです。
ネットで買うメリット
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割引キャンペーンやポイント還元が豊富
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SIMフリー端末が安価で手に入る
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在庫が豊富で選択肢も広い
家電量販店のメリット
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実機を手に取って操作性を確認できる
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店員さんにその場でいろいろ相談できる安心感
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買ったその日に持ち帰ってすぐ使える
どちらにもメリットがありますが、価格重視ならAmazon、楽天、価格.comなどでの購入がおすすめです。
ただし、中古品を選ぶ際は信頼できる販売元かどうかもチェックしましょう。
なお、量販店でも時期によってはキャリアとの契約を前提に「1円スマホ」などの激安キャンペーンを実施している場合もあるので、チラシやWebをこまめにチェックするのもお得に買うコツです。
お得な買い替えタイミング・キャンペーン情報
スマホの買い替えは「タイミング次第で大きく得する」ことがあります。
タイミング | 理由 |
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年末年始(12月〜1月) | キャリアの在庫一掃セール、福袋企画が多い |
新生活シーズン(3〜4月) | 学生・社会人向けの割引が豊富 |
キャリアの決算期(9月・3月) | 大型値下げが狙える |
楽天スーパーセールやAmazonプライムデー | ネット通販でのポイント還元が大きい |
また、格安SIMとのセット契約で大幅な割引が受けられるキャンペーンもあります。
たとえば「端末価格1円」「初月基本料金無料」などの特典がついている場合は非常にお得です。
LINEが使えなくなる前に、「タイミング良く」「お得に」買い替えることで、費用を抑えつつ快適なスマホライフをスタートできます。
よくある質問(Q&A)LINE終了前に知っておくべきこと
トーク履歴はすべて移行できる?
基本的には「可能」です。
ただし、いくつかの条件と注意点があります。
Android間、iPhone間の引き継ぎであれば、Googleドライブ(Android)やiCloud(iPhone)を使ってトーク履歴をほぼ完全に移行できます。
手順を正しく踏めば、テキストメッセージ・スタンプ・送受信画像などもそのまま復元されるので安心です。
一方で、AndroidからiPhone、またはその逆の引き継ぎでは、トーク履歴の移行はできません。
LINEが使用しているバックアップ形式が異なるため、OSをまたぐ場合はトーク内容の復元は非対応です。
この場合は、どうしても残したい会話を以下のように個別に保存する方法がおすすめです。
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トーク画面右上「≡」→「その他」→「トーク履歴を送信」→メールやメモ帳アプリで保存
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スクリーンショットを撮影して保存
つまり、「同じOS間での引き継ぎならOK」「異なるOS間では個別対応が必要」と覚えておくと分かりやすいです。
移行前にトークのバックアップを取り忘れないよう注意しましょう。
スタンプ・着せかえ・アルバムはどうなる?
LINEにはスタンプや着せかえ、アルバムなど、大切なコンテンツがたくさんありますよね。
これらは機種変更やLINEの引き継ぎ時にどうなるのか、不安な方も多いはずです。
まず結論から言うと、ほとんどのコンテンツは引き継ぎ可能です。
【スタンプ・着せかえ】
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購入済みのスタンプや着せかえは、LINE STOREやLINEの設定画面から再ダウンロード可能です。
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一部の無料スタンプ(配布期間限定)は再ダウンロードできないことがあります。
【アルバム・写真・動画】
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トークルーム内の「アルバム」「ノート」に保存された画像や動画は、クラウド上に保存されているため基本的に引き継ぎ後も見られます。
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ただし、トーク履歴のバックアップが行われていない場合、アクセスできなくなるケースもあります。
【注意点】
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新端末で同じアカウントにログインしないと、コンテンツの再取得ができません。
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コンテンツの再ダウンロードにはネット接続が必要です。
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旧端末でアカウントを削除してしまうと、スタンプや着せかえの情報も消える可能性があります。
特に大事なスタンプや着せかえがある場合は、事前にメモやスクショを取っておくと安心です。
アルバムの内容は、Googleフォトなど他のクラウドにも保存しておくとより確実です。
機種変更後にLINEが開けない場合は?
新しいスマホにLINEをインストールして、いざ使おうとしたら「開けない」「ログインできない」といったトラブルが起こることがあります。
こうした場合、焦らず以下のポイントを確認してみましょう。
よくある原因と対処法
原因 | 対処法 |
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アプリが最新バージョンではない | Google Play ストアやApp Storeで更新 |
OSがLINEの動作条件を満たしていない | Android 8.0以上、iOS 13.0以上が推奨 |
アカウント情報の入力ミス | 電話番号・メールアドレス・パスワードの再確認 |
インターネット接続が不安定 | Wi-Fiやモバイル通信の状態をチェック |
LINEサーバーに問題がある | LINE公式の障害情報ページを確認 |
また、「このアカウントは他の端末で使用されています」などのエラーが表示された場合、旧端末でのログアウトが完了していない可能性があります。
その場合は旧端末でアカウントの引き継ぎ設定をオンにしてから、再度ログインを試みましょう。
LINEアプリの動作トラブルは意外と多いので、事前の準備が何よりも大切です。
機種変更しなかった場合のLINEアカウントの行方
「とりあえず、スマホはこのままでいいや」と思って対策をしないままだと、2025年11月以降に以下のような状況に直面する可能性があります。
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LINEアプリが起動しない
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トークの送受信ができない
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通知が来ない・通話がつながらない
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アプリ自体がストアから消える(非表示になる)
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最終的にアカウントにアクセスできなくなる
これらは「いきなり」ではなく、徐々に進行します。
最初は不具合程度だったのが、次第に使用不能になり、やがてアカウントにアクセスすらできなくなる――という流れです。
こうなってしまうと、トーク履歴の復元もスタンプの再取得もできなくなってしまうため、元に戻すことが非常に困難です。
つまり、「今は使えているから大丈夫」という考えは危険です。
サポート終了が発表された今こそが、引き継ぎやバックアップの最終タイミングと考えたほうが良いでしょう。
子どもや家族のスマホもチェックすべき?
はい、自分だけでなく家族や身近な人のスマホも確認してあげることがとても大切です。特に以下のようなケースでは要注意です。
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子どもが古いスマホをおさがりで使っている
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高齢の家族がスマホに詳しくなく、アップデートやLINEの更新をしていない
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家族でLINEグループを使って連絡を取り合っている
家族の誰か一人でもLINEが使えなくなれば、連絡が取りづらくなるなどの不便が生まれます。
特にお子さんや祖父母などは、サポート終了の情報を知らずにそのまま使い続けてしまう可能性があります。
次のようなポイントを確認してあげましょう。
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スマホのOSバージョンはAndroid 8以上か?
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LINEアプリは最新か?
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アカウントのメールアドレスやパスワードは設定されているか?
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トーク履歴のバックアップは取ってあるか?
もし家族に対象者がいたら、一緒に買い替えや引き継ぎの準備を進めるのがおすすめです。
「あのとき確認しておけばよかった…」と後悔しないように、今すぐチェックしておくのが安心ですね!
まとめ LINEが使えなくなる前に確認と対策を!
2025年11月、LINEはAndroid 7.1.2以下の端末に対するサポートを終了すると発表しました。
これは、古いスマートフォンではセキュリティの維持や新機能への対応が難しいことが背景にあります。
対象となる端末を使用している場合、LINEが突然使えなくなるリスクがあるため、早めの確認と対策が必要です。
この記事では、以下のようなポイントを丁寧に解説してきました。
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自分のスマホがサポート終了の対象か確認する方法
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LINEアプリとOSのアップデート方法
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バックアップや引き継ぎ手順の詳細
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買い替えにおすすめのAndroid機種
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家族や周囲の人へのフォローの重要性
特に、「まだ使えているから大丈夫」と油断していると、突然LINEが使えなくなり、大切なトーク履歴やスタンプ、アカウントそのものを失う可能性もあります。
だからこそ今、使えなくなる前の準備が何よりも重要です。
スマホは日々の生活に欠かせないツールで、LINEは連絡手段としてほとんどの人が使っているアプリです。
この記事を読んでくださったあなたには、ぜひ今日中にスマホとLINEの状態をチェックしていただき、必要な対応を進めていただければと思います。
家族や友人とも情報を共有し、「突然使えなくなる」を未然に防ぎましょう。
あなたのLINEライフを守れるのは、あなた自身です。