冬といえば鍋。でもその準備、ちょっと面倒じゃないですか?
特に「ほうれん草」は下茹でが必要とされる野菜のひとつ。
でも実は今、ほうれん草は“鍋にそのまま”入れてOK!という新常識が広まりつつあります。
この記事では、「ほうれん草は下茹でなしでも安全?」という素朴な疑問から、
栄養・調理のコツ・レシピ・アレンジ・保存法まで、ほうれん草鍋のすべてをやさしく解説。
今日からもっと手軽に、もっと美味しく。
あなたも“そのまま派”に、仲間入りしてみませんか?
アク抜き不要?安全性と理由
「ほうれん草は鍋に入れる前に下茹でしないとダメ」と思っていませんか?
じつは最近では、下茹でせずにそのまま鍋に入れてOKという考え方が広まっています。
でも、「え、本当に大丈夫?アクって苦くないの?」と心配になる方も多いですよね。
まず知っておきたいのが、「アク」とは野菜に含まれる苦味や渋みの成分のこと。
ほうれん草の場合、アクの主成分は「シュウ酸(しゅうさん)」と呼ばれるものです。
これは体に悪いものではありませんが、過剰に摂取するとカルシウムの吸収を妨げるとも言われています。
ただし、ご安心ください。現代のほうれん草は昔よりも品種改良が進んでおり、シュウ酸の量がかなり少なくなっています。
とくに「サラダほうれん草」などはアクがほとんどなく、生で食べられるほどです。
つまり、「アク=絶対に取り除かなければならない」という常識は、今や過去のものとなりつつあるのです。
また、鍋の中にはほうれん草以外の具材(肉・豆腐・出汁など)もたくさん入るため、シュウ酸の味やえぐみが全体に広がることはほとんどありません。
さらに出汁で煮込むことでアク成分が和らぎ、自然な味に整うというメリットもあります。
とはいえ、人によっては「やっぱり少し気になる…」という方もいるかもしれません。
その場合は、次の章で紹介するアク抜き方法や、鍋に入れるタイミングを工夫すれば、アクが気にならずおいしく食べることができます。
つまり結論としては、
✔️ 市販のほうれん草はアクが少ない
✔️ 鍋料理の調理方法自体がアクを気にならなくする
✔️ 体への悪影響はほぼなし(ただし、食べすぎ注意)
ということで、「下茹でなしでそのまま鍋に入れてOK!」なのです。
鍋にそのまま入れるメリット5選
ほうれん草を鍋に「そのまま」入れてしまうと、面倒な下茹での手間がなくなりますよね。でも、それだけではありません。実は、味・見た目・栄養面でも良いことだらけなんです。
ここでは、ほうれん草を鍋にそのまま使うことで得られる5つのメリットを紹介します。
① 手間いらず!下茹で不要で時短に
まず1番のメリットは、とにかく調理がラク!時短!
下茹でをしないということは、お湯を沸かす必要も、別の鍋を洗う手間もいりません。
特に、忙しい平日や疲れているときは、少しでも手間を減らしたいですよね。
ほうれん草をざっと洗って、そのまま鍋にポンッ!これだけで立派な一品になります。
しかも、洗い物も少なくて済むので、後片付けまで時短できるのも大きなポイントです。
② 栄養素が逃げにくい
下茹ですると、どうしてもお湯の中にビタミンCや葉酸、鉄分などの大事な栄養が流れ出てしまいます。
でも、鍋に直接入れればその心配はなし。
さらに、野菜の栄養は鍋のスープの中に溶け込むので、スープごと楽しめば丸ごと栄養が取れます。
つまり、「そのまま派」は、栄養の“ロス”が少ない、賢い食べ方なのです。
③ シャキッとした食感が楽しめる
下茹ですると、どうしてもほうれん草が柔らかくなりすぎてしまいますよね。
でも、生のまま鍋に入れると、シャキッとした食感が残り、心地よい歯ごたえになります。
特に葉の部分はくたっとなるけど、茎はほどよくシャキシャキしていて、食感の変化も楽しめるのが魅力です。
④ 彩りがアップして見た目もきれい
ほうれん草の「緑」は、料理の中でとても映える色。
下茹でをせずに鍋に入れると、色あせせず、明るく鮮やかな緑色が残ります。
この美しい色合いが、食卓を華やかにしてくれて、目でも楽しめる鍋になりますよ。
⑤ 食材のうまみを吸って味に深みが出る
鍋の出汁の中でじっくり煮ることで、ほうれん草が出汁や肉の旨味を吸って、よりおいしくなります。
ただ煮ただけなのに、まるで手の込んだ一品料理のような味わいに。
しかも、味がしみこみやすい葉野菜だから、つゆを吸ったほうれん草がご飯にもぴったり!
まさに“おかずになる野菜”です。
このように、「鍋にそのまま入れる」はただの時短だけでなく、おいしさ・栄養・見た目まで全部にメリットがあるんです。
生で使うときの注意点
ほうれん草を鍋に「そのまま入れる」メリットはたくさんありますが、注意すべき点もいくつかあります。
ここでは、失敗しないためのコツや衛生面で気をつけたいポイントを詳しく紹介します。
① 泥や農薬をしっかり落とす「洗い方」がカギ
スーパーで売られているほうれん草には、土や砂、残留農薬が付いていることがあります。
とくに根元のあたりには土が入りやすく、洗いが不十分だと、食べたときにジャリっとしたり、苦味が残ったりする原因に。
そのため、次の手順で丁寧に洗いましょう。
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根元を十字に少し切り込みを入れる(洗いやすくなる)
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ボウルに水を張り、優しくふり洗い(2〜3回繰り返す)
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最後に流水でしっかりすすぐ
このひと手間だけで、味も食感もぐっとアップしますよ!
② カットは大きめに!見た目と存在感がポイント
ほうれん草を切るときは、あえて大きめにカットするのがおすすめです。
理由は、加熱すると葉がしんなりして小さくなるため、最初から細かく切ってしまうと、煮えすぎて存在感がなくなるからです。
【目安】
・葉付き:5〜7cmくらい
・茎だけ:3〜5cmくらいに斜め切り
また、見た目も立派に見えて、鍋全体のバランスや彩りにも貢献しますよ。
③ 鍋に入れるタイミングは「最後の1〜2分」
ほうれん草は火が通りやすい野菜です。
そのため、鍋に入れるタイミングは他の具材が煮えた後の“最後の仕上げ”がベスト!
目安としては「1〜2分」ほどで十分。
長く煮ると色が悪くなったり、栄養や風味が失われてしまいます。
④ 茎と葉を分けて入れるとムラなく仕上がる
葉より茎のほうが火が通りにくいので、先に茎→あとから葉の順番で入れるのがコツ。
これで火の通りが均一になり、シャキッと感も残せてプロのような仕上がりになります。
⑤ 小さな子どもや高齢者には「やわらかめ+小さめ」で
食べる人に合わせて工夫するのも大切です。
小さな子どもやお年寄りには、食べやすくなるようにやわらかめに煮て、細かめに切ると安心。
また、苦味が気になる場合は、ごま油やチーズでコクを加えると食べやすくなります。
まとめると、生のまま使うときのポイントはこの5つ。
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泥・農薬をしっかり洗い落とす
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カットは大きめで煮くずれ防止
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入れるタイミングは「最後」が鉄則
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茎と葉でタイミングをずらすと◎
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食べる人に合わせてアレンジを工夫
これらを意識すれば、そのまま鍋に入れても失敗なし! おいしいほうれん草鍋が楽しめますよ。
アクが気になる人向け簡単アク抜き法
「やっぱりアクがちょっと気になる…」
「子どもにも食べさせたいから念のためにアク抜きしたい」
そんな方のために、簡単にできるアク抜きの方法をここでご紹介します。
ほうれん草のアク抜きといえば「下茹で」が定番ですが、実は電子レンジを使った方法や氷水で締める工夫など、忙しい人でもできる手軽なやり方があるんです。
基本の「下茹で」手順(しっかり派におすすめ)
もっとも確実な方法が、お湯でさっと下茹でしてアクを抜く方法です。
【手順】
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たっぷりの熱湯を沸かす
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ほうれん草の根元(茎側)を先に入れる(約10秒)
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全体を入れてさらに10〜15秒ほど茹でる
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すぐに冷水にとって色止め(アクを残さないコツ)
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水気を絞ってカットする
※長く茹でると栄養が流れてしまうので、「さっと湯通し」程度でOKです。
レンジで時短!超簡単なアク抜き法
時間がないときは、電子レンジを使えばもっと手軽にアク抜きができます。
【手順】
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洗ったほうれん草を耐熱皿にのせる
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ラップをふんわりかけて、600Wで1分加熱(100g基準)
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加熱後すぐに冷水にとって冷やす
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水気を軽く絞って使う
この方法ならコンロを使わずに1分で下ごしらえ完了。忙しい平日の晩ごはんにもぴったりです。
氷水に浸すと色・食感がよくなる
どちらの方法でも共通して大事なのが、アク抜き後に氷水でしっかり冷やすこと。
このひと手間で、
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鮮やかな緑色がキープできる
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食感がシャキッとする
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えぐみ・苦味がぐんと減る
といった嬉しい効果があります。
アク抜きした後の保存法
一度アク抜きしておけば、冷蔵・冷凍保存も可能です。
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冷蔵:タッパーやジップ袋で2〜3日保存OK
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冷凍:水気をよく絞って小分けにし、ラップ+冷凍袋で保存(1ヶ月程度)
冷凍したほうれん草は、味噌汁・炒め物・オムレツなどにも使えて便利!
「アク抜き不要」派とのバランスをとるなら?
家族の中で「アクが気にならない派」と「気になる派」が分かれる場合は、茎だけ下茹でして葉はそのまま鍋へという折衷案もアリ。
これなら、えぐみが出やすい茎だけ処理できて、手間も最小限&みんな満足です。
アク抜きは「絶対にしないといけない」ものではありません。
でも、体質や味の好みに合わせて自分に合った方法を選ぶことが一番大切です。
レシピ:常夜鍋でたっぷりほうれん草
「ほうれん草を鍋にそのまま入れてもいい」ことがわかったら、
次は実際に作ってみたくなるレシピをご紹介します!
今回ご紹介するのは、シンプルだけど栄養満点、しかも飽きずに毎晩食べたくなると評判の鍋料理、常夜鍋(じょうやなべ)です。
🌿「常夜鍋」ってどんな鍋?
「毎晩でも食べられる」という意味で名づけられた常夜鍋は、豚肉とほうれん草を中心としたあっさり系の鍋料理。
出汁ベースでさっと煮るだけなのに、ほうれん草の風味と豚の旨味が絶妙にマッチします。
では、さっそくレシピを見ていきましょう!
【材料(2〜3人分)】
食材 | 分量の目安 |
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ほうれん草 | 1袋(約200〜250g) |
豚肉(しゃぶしゃぶ用) | 200〜300g |
豆腐(絹・木綿どちらでも) | 1丁 |
えのき・しめじなどキノコ類 | 1パック(お好みで) |
昆布 | 1枚(10cmくらい) |
水 | 約800ml |
酒 | 大さじ2〜3 |
ポン酢 or ごまだれ | 適量(つけだれとして) |
【作り方の手順】
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ほうれん草は洗って大きめにざく切り(またはそのままでもOK)
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鍋に水と昆布を入れて中火にかけ、沸騰直前で昆布を取り出す
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酒を加えて出汁の完成
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まずは豆腐やキノコ類、豚肉を煮る(豚肉はアクを取りながら)
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最後にほうれん草を入れて、1〜2分煮る
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つけだれ(ポン酢やごまだれ)でいただく!
※お好みでゆずこしょう・おろしにんにくを入れてもおいしいです。
【おいしく仕上げるコツ】
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ほうれん草は食べる直前に入れて煮すぎないのがポイント
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豚肉はしゃぶしゃぶ用の薄切りがベスト(火の通りも早くて◎)
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豆腐は崩れにくい木綿豆腐がおすすめですが、絹ごしでもなめらかで美味しいです
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つけだれはポン酢派とごまだれ派に分かれるので、両方用意して味変を楽しむのもアリ!
【しめ(締め)のアレンジ】
鍋を楽しんだあとの残り出汁は、栄養たっぷりの黄金スープ。
捨てずに、以下のように活用しましょう!
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ごはんを入れて「雑炊」に(卵&ねぎを加えて◎)
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うどんを加えて「ほうれん草豚うどん」
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溶き卵を落として「卵スープ風」にアレンジ
最後の一滴まで楽しめる、それが常夜鍋の魅力です✨
「ほうれん草をそのまま鍋に入れるって、こんなにおいしいんだ!」と実感できるレシピです。
鍋に合うほうれん草の選び方
スーパーに行くと、一年中見かける「ほうれん草」。でも実は、季節や栽培方法によって味や食感がまったく違うって知っていましたか?
鍋にぴったりなほうれん草を選べば、よりおいしく、失敗知らずで楽しめます。
ここでは、季節・種類・見た目のポイントから、鍋向きのほうれん草を選ぶ方法を紹介します!
🥬 冬のほうれん草は甘みが強い!
ほうれん草は冬野菜の代表格。
寒くなると凍らないように糖分をため込むので、冬の露地ものはとっても甘いのが特徴です。
特に、1月〜2月に出回る「寒締めほうれん草(かんじめ)」は、甘み・うまみ・香りがぐっと濃く、鍋にも最高。
下茹で不要どころか、生でも食べたくなる味です!
🌿 夏場のほうれん草はややアク強め
夏に出回るほうれん草は、ビニールハウス栽培が中心で、アクがやや強め。
苦味が気になる方は、さっとレンジ加熱か下茹でをおすすめします。
ただ、シャキッとした歯ごたえが強いのが夏の魅力!
中華風鍋やピリ辛鍋など、しっかり味のスープによく合います。
🥗 「サラダほうれん草」はアクが少ない
「サラダほうれん草」は、名前のとおり生食できるほどアクが少なく、やわらかいのが特徴。
葉が小さく、茎も細めで、鍋にそのまま入れてもすぐ火が通ります。
ちょっと高めですが、時短・手軽・安心を求める人にはぴったりです。
🔍 新鮮なほうれん草を見分けるポイント
美味しい鍋を作るなら、鮮度のいいほうれん草を選ぶことも大切です。
スーパーで選ぶときのポイントはこちら
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葉がピンとしていてツヤがある
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茎がしっかり太く、みずみずしい
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根本が赤みを帯びている(栄養がある証拠!)
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葉が黄色っぽいもの、しおれているものは避ける
袋入りのものでも、葉先や茎の様子をよく見て選ぶと◎!
🍀 有機・無農薬なら“そのまま派”にも安心
泥や農薬が気になる場合は、有機栽培や無農薬のほうれん草を選ぶのもおすすめ。
多少価格は高いですが、洗う手間が減る&生食にも使いやすいというメリットがあります。
とくに小さなお子さんがいるご家庭や、妊婦さん、健康志向の方に人気です。
どんなほうれん草も、ちょっとした選び方のコツを知っていれば、鍋料理をもっとおいしく、安全に、楽しくすることができます。
子どもも喜ぶ!アレンジ術
「ほうれん草って子どもがあんまり好きじゃないんだよね…」
そんな声、よく聞きます。確かに、独特の苦味や青臭さがあって、小さな子どもには敬遠されがちですよね。
でもご安心を!ちょっとした工夫で、ほうれん草が“家族みんなに愛される食材”に変身します。
ここでは、特にお子さんがいるご家庭向けに、ほうれん草鍋をおいしく&楽しく食べてもらうためのアイデアを5つご紹介します!
🍲 ① 味付けを“こってり系”にすると食べやすい
ほうれん草の苦味やえぐみは、まろやかな味やコクのあるスープと相性抜群。
いつもの出汁ベースに、以下のようなアレンジを加えてみてください。
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味噌+牛乳で「クリーミー味噌鍋」
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コンソメ+チーズで「洋風スープ鍋」
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ごまだれ+ラー油で「担々風鍋」(辛さ控えめに)
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バターをひとかけ入れて「コクうま和風鍋」
まろやかさが加わることで、野菜の苦味が目立たなくなり、子どもも食べやすくなります。
🧀 ② チーズや卵をプラスで栄養もボリュームもアップ!
食べ応えやコクを出すために、シュレッドチーズ・スライスチーズ・とろけるチーズなどを後乗せするのもおすすめ。
また、溶き卵を最後にまわしかけて「ふわふわ卵入り鍋」にするのも子どもに大人気!
これなら、カルシウム・タンパク質・鉄分も一緒に摂れて栄養バランス◎。
野菜が苦手なお子さんにも自然と食べてもらえます。
🍠 ③ 子どもが好きな具材を一緒に入れる
子どもが好む具材を組み合わせることで、鍋全体に“楽しい雰囲気”をプラスできます。
おすすめの子どもウケ食材
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ウインナー・ソーセージ
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もち巾着(やけど注意)
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かぼちゃ・さつまいも(ほんのり甘くてGOOD)
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ミートボール
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星形に抜いたにんじんや大根
見た目にもかわいく、「食べたい!」と思わせる演出が大切なんですね。
👧 ④ 一緒に調理体験!「鍋に入れてみよう作戦」
お子さんにとって、食べ物は“味”だけでなく“体験”も大事。
洗ったほうれん草をお皿に分けて、「これ入れてみて〜!」と調理のお手伝いをしてもらうと、苦手意識が和らぎやすくなります。
「自分が作ったから食べてみよう」という気持ちが芽生えて、食育効果もバツグン!
🎉 ⑤ 味変アイテムで“お楽しみ感”を演出
ちょっと飽きてきたときには、「味変アイテムコーナー」を用意してみましょう。
たとえば
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ケチャップ(洋風スープに)
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マヨネーズ(意外と合う!)
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ゆずぽん・バーベキューソースなど数種類のタレ
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ごはん+チーズで「鍋リゾット風」
バリエーションがあることで、「今日の鍋、楽しい!」とポジティブな印象が残ります。
「ほうれん草=苦い、まずい」というイメージを変えるのは、ちょっとしたアイデア次第。
家族みんなで鍋を囲んで、楽しく・おいしく・健康的な時間を過ごしましょう♪
残り物の保存&リメイク
鍋料理のあとは、「あ、ほうれん草が余っちゃった…」ということ、よくありますよね。
でもご安心を!余ったほうれん草もきちんと保存&おいしくリメイクすれば、次の日以降も大活躍します。
ここでは、加熱後の保存方法から、リメイクレシピのアイデアまでをご紹介します。
🧊 加熱済みのほうれん草は冷蔵保存が基本
鍋に入れて加熱したほうれん草は、その日のうちに食べきるのが理想ですが、余ってしまった場合は冷蔵保存が可能です。
【保存方法のポイント】
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粗熱をしっかり取る
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水気をしっかり切る(キッチンペーパーで軽く押さえる)
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密閉容器やラップに包んで冷蔵庫へ
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保存期間は1〜2日以内
出汁を吸って味がついているので、そのままでも再利用しやすい状態になっています。
❄️ 冷凍保存もできるけど“水っぽくなる”ことも
加熱済みのほうれん草は冷凍もできますが、食感がやや落ちる(くたっとしすぎる)場合があるので、用途を選びましょう。
【冷凍のコツ】
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水気をしっかり切る(重要!)
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小分けにしてラップで包み、ジップ袋へ
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平らにして冷凍庫で保存
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保存目安:1ヶ月以内
再加熱時は、味噌汁や卵とじなど、やわらかくても気にならない料理がおすすめです。
🍳 リメイクレシピ①:簡単ナムル
余ったほうれん草に、ごま油・しょうゆ・すりごま・にんにく少々を加えて混ぜるだけ!
韓国風のおつまみ「ほうれん草のナムル」のできあがり。
そのまま副菜に、お弁当にも◎
火も使わず、あっという間に1品完成!
🥚 リメイクレシピ②:卵とじで朝ごはんに
鍋の残りに溶き卵を回しかければ、簡単「ほうれん草の卵とじ」。
ご飯にのせれば、栄養満点の朝ごはん丼にもなります。
和風つゆが残っていれば、軽く煮て卵を落とすだけでOK!
🍚 リメイクレシピ③:炊き込みご飯にアレンジ
鍋のスープを活用して、炊飯器で炊き込みご飯にもアレンジ可能!
【簡単手順】
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米2合+鍋のスープ(足りなければ水足す)
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ほうれん草・きのこ・鶏肉などを入れる
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通常モードで炊飯!
ほうれん草の風味がほんのり香る、やさしい味のごはんになりますよ。
🍝 リメイクレシピ④:パスタやグラタンにも!
クリームソース系のパスタやグラタンに加えると、彩りも栄養もUP。
味付け済みのほうれん草だから、そのまま使ってもおいしいのが魅力です。
「余ったから仕方なく食べる」のではなく、“むしろうれしい”と思えるリメイクレシピで、鍋の楽しさが続きます♪
よくある質問(Q&A)
最後に、ほうれん草を「鍋にそのまま入れる」ことに関しての疑問や不安なポイントをQ&A形式でわかりやすく解説します!
Q1:アクは本当に体に悪くないの?
A1:基本的に少量であれば心配いりません。
アクの成分「シュウ酸」は、摂りすぎるとカルシウムと結合して結石の原因になることがありますが、
普通の食事で食べる程度では問題ないとされています。
また、鍋に入れることで汁に溶け出すので、苦味が気になる方は汁を飲みすぎないようにするのもポイントです。
Q2:冷凍のほうれん草でも鍋にそのまま使える?
A2:はい、使えます!
冷凍ほうれん草はすでに下茹でされてから冷凍されていることが多いので、アクの心配はありません。
凍ったまま鍋に入れると、水っぽくなりやすいので最後にさっと加えるのがコツ。
特に一人鍋や時短調理に向いています。
Q3:ほうれん草は生で食べられるのに、なぜ昔は下茹でしていたの?
A3:昔のほうれん草は今よりもアクが強く、えぐみが強かったため、下茹でが必要とされていました。
しかし、現在は品種改良が進み、アクが少ない品種が主流になったため、調理法も変化してきたのです。
特に「サラダほうれん草」は生食専用で、苦味もほとんどありません。
Q4:鍋にそのまま入れるとビタミンCは壊れないの?
A4:ビタミンCは熱に弱いため、長時間煮込むと多少壊れてしまいます。
でも、鍋の場合は短時間の加熱で済むため、そこまで大きな損失にはなりません。
さらに、スープの中に溶け出す栄養素もあるので、スープごと楽しむことで“無駄なく摂取”できます。
Q5:妊婦さんや乳幼児に食べさせても大丈夫?
A5:基本的にはOKです。ただし、心配であればサッとレンチンまたは下茹でしてから使うと安心です。
妊婦さんは鉄分を多く摂る必要がありますが、ほうれん草は鉄・葉酸が豊富な優秀食材。
味付けは薄めにして、よく洗ったうえで清潔に調理することを意識すれば安心して取り入れられます。
Q6:冷蔵庫でしおれたほうれん草も鍋に使える?
A6:少ししなびていても食感が気にならない鍋料理なら問題なしです。
ただし、傷んでいたり異臭がするものは避けましょう。
葉がしおれている程度なら、切らずに鍋に入れてサッと火を通せばOK。
もったいない食材を最後まで活用できます。
このように、ちょっとした知識を知っておくだけで、
「不安→自信」に変わり、毎日の料理がもっと楽しくなります!
それでは最後に、これまでの情報をギュッとまとめて振り返りましょう。
まとめ ほうれん草は「そのまま鍋」がラク&美味しい!
ここまで読んでいただきありがとうございました!
最後に、今回の記事のポイントを簡単に振り返りましょう。
✅ ほうれん草は鍋に「そのまま入れてOK」!
昔はアクが強いからと「下茹でが当たり前」だったほうれん草。
しかし、今はアクの少ない品種が主流になり、鍋にそのまま入れても問題なしという考え方が広まっています。
しかもそのまま入れることで…
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調理が簡単&時短に!
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栄養素が逃げにくくなる!
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色がキレイで見た目も美味しい!
というメリットがたくさんあるんです。
✅ アク抜きしたい場合も、手軽な方法あり!
気になる方には、レンジやお湯でサッとアク抜きできる方法もご紹介しました。
自分や家族の好みに合わせて「生派」も「下茹で派」も自由に選べる時代です。
✅ 常夜鍋やアレンジレシピで飽きずに楽しめる!
ほうれん草を主役にした鍋といえば「常夜鍋」。
豚肉や豆腐と一緒に煮るだけで、栄養満点&毎日食べても飽きない味わいに。
さらに、余ったほうれん草はナムルや卵とじ、炊き込みご飯などにリメイクできるので、無駄なく最後までおいしく活用できます。
✅ SNSでも話題!「そのまま派」続々登場中!
忙しい現代人にとって、手間なくおいしく作れる鍋料理は救世主的存在。
SNSでは「下茹で不要って最高」「時短なのにおいしい!」という声が多数あり、今後ますます広まりそうです。
✅ 大事なのは「自分に合った調理スタイル」
鍋の楽しみ方に正解・不正解はありません。
今回の内容を参考に、自分に合った方法・味付け・スタイルで、ほうれん草鍋を思いきり楽しんでください!
ほうれん草は下茹でしなくても大丈夫!
鍋にそのまま入れて、もっとラクして、もっとおいしく。
ぜひ今晩の食卓に、ほうれん草たっぷり鍋を取り入れてみてくださいね♪